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担当者が語るIRの現場

ライオンのIR戦略 株主にビジョンを共有

ライオン

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

個人投資家向け説明会の様子。2018年は全国9カ所で開催し、約1200人が参加した。

ライオンは1891年創業の総合トイレタリーメーカーで、ハミガキ、ハブラシ、洗剤、ハンドソープなどを取り扱っています。特に社名の由来にもなっているオーラルケア商品は強く、ハミガキ、ハブラシの国内シェアは現在トップを誇っています。ハミガキの啓発活動などの社会貢献活動にも、創業間もないころから取り組んでおり、そのような活動を続けてきたことがお客さまの信頼獲得につながっているものと考えています。

IR室が設置されたのは2001年。翌2002年からは海外向けIRもスタートします。2003年からは個人投資家向けの説明会にも取り組んできました。しかしその当時の外国人株主比率は低く、株価も低位安定の状態が続いていました。

2012年に社長に就任した濱逸夫が社内で改革を進めたこともあり、2013年以降は業績が大きく向上し、株価も上昇。IR室でも海外向けIRの強化を進め、外国人株主比率は大きく上昇しました …

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