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Instagramや店頭から着想したコメ兵のオウンドメディア SEO記事を併用

コメ兵 「KOMERU」×スマートメディア

自前の情報発信拠点として多くの企業・団体が注目するオウンドメディア。戦略の立て方や効果測定の方法、制作のコツを探ります。

DATA
URL http://komeru.komehyo.co.jp/
開設 2018年9月
所管部署(うち担当者数) マーケティング統括部営業企画部広報グループ(2人)
コンセプト 賢くオシャレになれるブランドマガジン
編集体制 スマートメディア内の編集者2人、ライター3人で取材・執筆。コメ兵内では広報、マーケティング、商品ブランド担当の3人が企画会議に出席。
更新頻度 14本/月。テーマを決めた"プレミアム記事"が2本、SEO記事が12本。月1回の編集会議で毎月のコンテンツを決めている。

30代女性の潜在ニーズに期待

──2018年9月に開設して好調を続ける「KÓMERU(コメル)」。立ち上げの経緯は。

藤原:もともとコメ兵では、「トケイ通信」「KOMEHYO now」という2つのオウンドメディアを運営していました。いずれも商品機能やスペック、入荷情報など商品情報発信の側面が強く、ユーザー目線を取り入れた編集型コンテンツではありませんでした。

お客さまの中心は40~50代で比較的可処分所得の多い方です。新たな顧客として、ブランドへの憧れが強く購入ポテンシャルの高い30代女性を取り込みたいと考えていました。

成井:それでスマートメディアにご相談いただいたんですよね。

通常の記事とSEO記事を併用

──コンテンツはどのように企画・制作していますか。

成井:当社のスタッフ5人で企画・取材・執筆をしています。月に1度編集会議を開き、コメ兵さんとともに企画内容を精査しています。

藤原:コンテンツはSEOの観点から、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルの3つのキーワードはマストで押さえたいと考えています。とはいえハイブランドだけでなく、もう少し購入しやすい価格帯のアイテムもあるということも伝えたいと感じていました。

成井:そのためコンテンツは、Instagramで人気の「#oldceline」(ハイブランド「CELINE」のヴィンテージアイテムを指す)などといったハッシュタグから着想することもあります。また、月に1度はリアル店舗の「KOMEHYO新宿店」をチェックしていて、店頭のアイテムから企画を考えることもしています。

藤原:私には「Instagramで人気のハッシュタグからコンテンツをつくろう」という発想はありませんでした。

成井:ターゲットがInstagramの利用者層と被るので、人気タグのチェックは大切です。店頭も、顧客目線で見てみることで、「このブランドのTシャツが定価の3分の1ってお得だし記事にしよう」と新たな発想が生まれます。

記事は月間14本投稿していて、うち2本がカメラマンやスタイリストを入れた記事(約1500文字)。残り12本はSEOを意識した記事(約3000文字)です。ターゲットに響く"画像"の選定にもこだわっています。

月間100万PVを目指して

──ローンチから10カ月経ちましたが、どのような成果が出ていますか。

成井:現在は月間25万PVと、当社が手がけているオウンドメディアの中で最も成長しています。例えば、Googleで「シャネル バッグ」と検索すると「KÓMERU」の記事がトップに出るようにもなりました。

藤原:これまでなかなか取り込めていなかった潜在顧客や検討層の女性ユーザーをつかむことができています。来年は、月間100万PV達成を目指し、リアルとデジタルを組み合わせた取り組みを行っていきたいと思っています。

成井:例えば記事内で評判の良かったコーディネート写真をポスターにしてKOMEHYO新宿店に掲出したり、両社共同のD2C(消費者への直販)事業として「mi luna(ミ ルーナ)」というリメイクジュエリーブランドを立ち上げたりと、すでに動き出していることです。

藤原:これからも「店舗に行きたい!」と思わせるコンテンツをつくっていきたいです。

反響の大きかった記事・特集

❶シャネルのチェーンバッグを買うならどれ?新作や定番マトラッセをご紹介!(2018年11月10日)
スマートメディアで作成したSEO向け記事に、コメ兵のバッグ担当者がシャネルについて「知る人ぞ知る」ネタを追記。すると「シャネル バッグ」というキーワード検索で1ページ目に表示されるようになった。SEO対策が奏功し、新規顧客との接点を創出する記事となった。

❷新・旧デザイナーのコラボレーションで魅せる、この夏一番着たいリゾートコーデ(2019年6月5日)
ユーズドアイテムが揃うからこそ、かつての名デザイナーの逸品が手に入るのもコメ兵の魅力。記事ではスタイリストに、1990年代のエルメスのスカートと最新アイテムを合わせてもらった。このコーデをマネキンに着せてKOMEHYO新宿店の店頭に展示する、初の店舗連動施策も展開。問い合わせ数や、店頭に設置したQRコードからの流入数も多かった。

❸【KOMEHYOで買取体験③服&靴編】思い出の品はいくらになる!?(2018年10月4日)
スマートメディアの編集部員が、手持ちのアイテムをKOMEHYO名古屋本店に持っていき、実際に査定してもらった企画。ホームページでは見せづらい買い取りサービスの実体験を綴ることで、読者に各アイテムの査定ポイントやコメ兵ならではの査定方法を詳しく伝えることができた。

(左から)コメ兵 マーケティング統括部 執行役員 藤原義昭氏、スマートメディア 代表取締役 成井五久実氏。

    お問い合わせ

    株式会社スマートメディア
    sales@sma-media.com
    https://sma-media.com/
    TEL:03-6450-5477
    〒107-0062 東京都港区南青山2-13-10 ユニマットアネックスビル3F

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