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メディアの現場から

雑誌『幼稚園』企業コラボ付録で創刊以来初の重版

小学館「幼稚園」

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

『幼稚園』編集部DATA
  • 部数:7万5000部(日本雑誌協会2019年1~3月印刷部数)
  • 発行:毎月1日
  • 価格:980円(税込)
  • 創刊:1931年。時代ごとの幼児に人気のマンガ・アニメやキャラクター情報が載る。『ドラえもん』は1970年代から連載。1990年代には『ポケモン』、2000年代前半は『とっとこハム太郎』などが人気を集めた。
  • 形態:AB判
  • 男女別読者データ:
  • 年齢比データ:
  • 小学館発行の『幼稚園』は4~6才の幼児向け雑誌。子どもたちに人気が高いテレビアニメ、特撮、玩具の情報や、『小学館の図鑑NEO』シリーズとのコラボ連載の知育記事など、幼児の好奇心に応える。「男の子読者寄りの作り方をしていた時期もかつてありましたが、現在は女の子の読者も増えてきています」と編集長の村上孝雄氏は言う。

    そんな同誌が今、力を入れているのが有名企業とのコラボレーションによる本格派の付録だ。2018年9月号では回転寿司チェーン「くら寿司」とコラボした、モーターで動く「かいてんずしつかみゲーム」がネット上で話題に。翌月号ではバンダイと「ガシャポン」を企画し1週間で完売。その後ピザーラとの「ピザづくりパズル」(2018年11月号)、牛角との「やきにくリバーシ」(2019年6月号)などが続いた。

    2019年7月号では江崎グリコの協力で、紙を組み立てて作成する「セブンティーンアイスじはんき」の付録を企画した。ボタンを押すと本物のアイスと同じデザインの紙製ミニアイスが出てくる仕掛け。遊び方を紹介する動画をTwitterで発信したところ約900万回再生、23万件以上の「いいね!」がつき、創刊以来初の重版となった …

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