北米で19世紀後半以降に活躍し、現代広報PRの歴史的発展に貢献した偉人の功績を紐解きます。
ニュースと真実の違いに
こだわったジャーナリスト
ウォルター・リップマン
◆ ピューリッツァー賞を2度受賞
◆ ウィルソン大統領の元で和平に対する広報活動に従事
◆ 民主主義におけるジャーナリズムを再定義した『世論』発表
ウォルター・リップマンは、1931年から1967年にかけて新聞で連載したコラム「Today and Tomorrow」で有名な米国を代表するジャーナリストであり、ピューリッツァー賞を2度受賞しています。
最優等賞を得てハーバード大学を3年で卒業したリップマンは、研究者や政治家ではなく、ジャーナリストの道に進みます。彼は、当時の代表的なマックレーカー(官僚らの不正を暴く記者)の一人であるリンカーン・ステファンズの編集助手として『Everybody’s Magazine』の編集に加わり、記者としての知識とスキルを、徹底的に叩き込まれます …
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