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専門メディアの現場から

犬への愛にあふれる「日本犬」専門誌の裏側

辰巳出版『Shi-Ba』

業界ごとに存在する数多くの専門メディア。広報担当者にとっては、メディア対応の登龍門となることも多いでしょう。その編集方針やヒット企画、注力テーマを聞き、関係構築のヒントを探ります。

『Shi-Ba(シーバ)』編集部DATA
  • 部数:7万部
  • 発行:奇数月29日
  • 定価:977円(税込)
  • 創刊:2001年。創刊時編集長の「自らの愛犬を表紙にしたい」との一念から誕生し、当初は季刊刊行。次第に部数が伸び、翌年の7号目から隔月刊に。
  • 形態:A4判
  • 男女別読者データ:
  • 年代別読者データ:
  • 『Shi-Ba』はペットとして人気の柴犬を中心に、日本犬との暮らしの楽しさ、飼い方などを紹介する犬専門誌。同誌編集部を舞台に現代の飼い犬事情を探るルポ『平成犬バカ編集部』(片野ゆか著/集英社・2018年)によれば、社内でリストラ寸前だった創刊時の編集長の「いっそ自らの愛犬を表紙にしたい!」との一念から誕生したという。

    2019年5月号の特集「日本犬特化!触る技術」では撫でられるのが苦手といわれる同種犬の部位をイラスト化。「首のまわり」は「大正解」、「顔」は「ケンカ売ってる?」と表記し、犬との関係づくりを笑いを交えつつ示す。

    同号には、とある看板犬と訪問客との交流をつづった記事「地域活性化の場に柴犬あり!」も。銭湯を釣りと食事のできる複合施設に変えた「旗の台つりぼり店」(東京・品川)を取材した。宮大工による趣きある銭湯建築を紹介し、柴犬が番台に座り、靴箱の前を自由に歩く様子を伝える。時には浴槽に泳ぐ魚を釣る風景を眺め、客の竿に魚がかかるとすぐに反応し、走り回ってともに喜ぶ様子もレポートした …

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