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デジタルPR入門

「線」「面」で考える 情報消費時代のPR戦略

PR TIMES

オンラインの情報流通構造が複雑化し、広報の手法も変化しています。デジタルPRの基本と戦略に活かすヒントを専門家がお届けします。

    今回のポイント

    (1)「線」「面」視点のPRが、共感を生み出す

    (2)開始・経過・結果を結ぶ、「m」字型の発信

    (3)伝播を加速する「エコーPR」が不可欠

インターネットの普及によって情報過多となっている今、あらゆる情報の「消費期限」は非常に短くなっています。今回は、中長期的なPRに寄与したケースを紹介しながら、「点ではなく『線』『面』で考えるPR戦略」のポイントを紹介します。

様々な視点からの情報発信を

特にデジタルを中心に情報過多になっている中で、単発のプレスリリースを打ち一時的に話題になったとしても、すぐに忘れられてしまうことがほとんどです。それどころか、ほかのニュースに埋もれてそもそも見られていないということもあります。ひとつのニュースに対して1回ではなく、様々な視点から複数回の情報発信を行うことで中長期的なPRを実現すること、これが「線」視点のPRです。さらに発展すると、オウンドメディアでの発信がSNSで反響を呼び、それが一般メディアで記事となるような「面」でのアプローチも可能になります。

この「線」「面」の視点は「新商品・サービス・イベントのPR」と「企業・ブランドのPR」、どちらにとっても重要です。

継続的な発信が「共感」を生む

「線」「面」視点を持つPR戦略の目的は、❶リーチ総量の増加 ❷既存客への安心感・期待感の醸成 ❸需要喚起 ❹共感の4つに大別できます。特に❹については、コモディティ化で商品の機能に大きな違いがなくなってきている中で、ブランディングによって成果を大きく分ける要因になりうると考えられます。

では、実際に継続的に話題になったケースを見ていきましょう。まずは明治の「『きのこの山・たけのこの里 国民総選挙』開催決定!選挙権制限もちろんなし!目指せ投票参加率100%!『きのこ党』VS『たけのこ党』VS新党『どっちも党』の三つ巴」(2018年2月26日配信、CASE1)です。「きのこ党」「たけのこ党」「どっちも党」の3党に分かれ、公式サイト、Twitter、商品購入による投票を呼びかけたこのキャンペーン。結果発表だけでなく中間発表も2回行うことでリーチ総量の増加や期待感の醸成に成功し、最終的な投票数は約1600万票となりました …

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