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社内報のつくり方

8年半ぶりに刷新したミロク情報サービスのグループ報

ミロク情報サービス

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はミロク情報サービスのグループ報制作の裏側に迫ります。

ミロク情報サービス『青海(せいかい)』

財務会計システムの「MJS」で知られるミロク情報サービスは2018年秋、グループ報『青海(せいかい)』をリニューアルした。企業規模が大きくなり、グループの一体感強化や、社内コミュニケーションの活性化を図る必要が高くなったためで、8年半ぶりの誌面刷新となる。家に持ち帰り、従業員の家族にも会社のことをもっと知ってもらおうという狙いもある。A4版から持ち運びしやすいB5版としつつ、冊子スタイルは維持した。

リニューアル第一号の2018年秋季号では、社内コミュニケーションに関する特集を組んだ。イントラネットで社員アンケートを実施した結果、コミュニケーションの不足を感じた人が85%という状況が明らかに。誌面では「年齢・年次の高い方々の中には相手によって対応を変える人が多い」など、率直な声も拾う。

社内座談会は中途入社組のみを集め、「本社はあいさつが少ない気がします」といったコメントや、「改善策として1週間ぐらい支社や営業部門を体験しては」との提案も。社長室 経営企画・広報IRグループの大島祐子氏は、「『社員の本音をあえて伝えてくれて、初めて社内報を読みたいと思いました』との声も寄せられています」と語る。

社内アンケートの回収には様々な工夫をこらした。可能な限り繁忙期を避け、回収1週間前のリマインドを経て、2週間程度の回答期間を設ける。「誌面づくりの参考となる答えを寄せてくれた方へのお礼の品は、職場でコミュニケーションをとれるよう、今話題の雑貨や季節のスイーツを選ぶなどの工夫をしています」と同グループの安藤由華氏は言う …

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