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専門メディアの現場から

今後も「東京各地域特集」を予定 女性誌『ミセス』の編集方針

文化出版局『ミセス』

業界ごとに存在する数多くの専門メディア。広報担当者にとっては、メディア対応の登龍門となることも多いでしょう。その編集方針やヒット企画、注力テーマを聞き、関係構築のヒントを探ります。

『ミセス』編集部DATA
  • 部数:6万5667部(日本雑誌協会2018年10~12月公表印刷部数)
  • 発行:毎月7日
  • 定価:1132円(税込)
  • 創刊:1961年。創刊当初は文化出版局刊行のファッション誌の草分け『装苑』の増刊号として「装苑編集」と副題が付いていた。当初の対象読者は、独身者を含めた30代女性。1964年に、副題から「装苑編集」の文字を除き、「奥さまの雑誌」としたが、これも1979年に除き、対象者は既婚者だけにこだわらないとした。
  • 形態:A4変型判
  • 年代別読者データ:
  • 『ミセス』は、毎日の暮らしに美しさ、心地よさ、豊かさを求める大人の女性向けに上質な情報を洗練されたビジュアルで届ける女性誌。「本誌の感性や価値観に共感する女性たちに世代を超えて支持されています」と編集長の落合眞由美氏は語る。

    本年は1月号で日本橋、3月号で浅草・蔵前・合羽橋、4月号では上野から本郷、神保町や湯島など東京の各地域を特集した。4月号では、作家の西加奈子が神保町を、講談師の神田松之丞が湯島を案内するなど話題性の高いナビゲーターも多く登場する。

    落合氏は、連続的に東京特集を行う理由を「オリンピックも来年に迫り、東京が様変わりする時期を捉え、老舗から新店に至るまで『上質・本物志向』を条件に取材先を探ります」と語る。今後、年内に銀座、丸の内も特集する可能性があるそう。当該地区で同誌の方針にあう商品やサービスを展開する企業や施設は情報提供の可能性があるかもしれない …

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