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社会に広がるPRの力2019

テレビ番組制作のノウハウを活用し 体当たりレポートで福井県をPR

岩田早希代(福井県 広報課 主査)

NHKのディレクターから福井県の広報担当に転身した岩田早希代氏が、2016年に立ち上げたYouTube番組「おいでよ!ふくい」。予算ゼロ・担当者1人という状況下で人気番組に育て上げた経緯とは。

福井県 広報課 主査 岩田早希代氏

photo/カメラマンズハウス

福井県 広報体制
広報担当 13人(うちYouTube担当は1人)
業務内容 ①新聞・広報誌・テレビ・ラジオなどによる県政広報 ②SNS・動画共有サイトでの情報発信 ③メディアリレーション、定例記者会見
目的 ①③主要な施策についてのお知らせやニュース、イベント告知などを県民に伝える ②「幸福度日本一」の福井県の魅力を全国に発信する

広報担当が「あわら湯かけまつり」でびしょ濡れになったり、無人島でシュノーケリングをしたり。異色の体当たりレポートで「お役所の動画じゃないみたい」「公務員YouTuber最高!!!」などと話題を集めている、福井県のYouTube番組「おいでよ!ふくい」。

番組の企画・撮影・出演・編集・配信のすべてを担当するのが、広報課主査の岩田早希代氏だ。NHK福井放送局でディレクターを務めた経験を活かし、2016年7月に映像制作専任職員(任期3年)として入庁。番組の立ち上げから一任され、総再生回数60万回以上のチャンネルに育て上げた。

その実績が評価され、2018年8月には「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」(ウェブメディア「Heroes of Local Government」主催)を受賞している。

自ら撮影・出演・編集などすべてを手がける岩田氏。元々広報課にあったカメラや編集ソフトを使っている。

360度動画で最高再生回数に

番組がスタートした2016年は、"自治体PR動画戦国時代"の幕開けの年。その前年、国が市町村の移住促進PR動画への助成を発表し、多くの自治体が参入したのだ。福井県もご多分にもれずこの流れに乗り、岩田氏を新たに採用した。

ただ、「おいでよ!ふくい」は移住促進や観光客誘致など具体的な目的は定めていない。「まずは動画制作のノウハウを貯め、継続的に運用できる体制を整えることが目的」と岩田氏 …

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