日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

長寿企業の極意・周年イヤーの迎え方

110周年を迎えた貝印 ポップアップストア「KAIの家」に1400人来場

貝印

社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学ぶ連載です。

11月8日(いい刃の日)から11日まで、東京・二子玉川の蔦屋家電で開催したポップアップストア「KAIの家」。爪切りやキッチングッズなど様々なジャンルの商品を展示した。

包丁やカミソリなどの刃物製品で知られる貝印は、2018年に110周年を迎えた。周年事業のプロジェクトチームは販売会社の貝印(東京)から14人、生産を担うカイインダストリーズ(岐阜・関)から8人の計22人で構成されている。メンバーは若手を中心に部署横断で選出した。

周年のロゴマークを見ても分かるように、今回の周年事業は110周年から111周年にかけて2年にわたり展開している。貝印 マーケティング本部 コミュニケーションユニットの鈴木曜氏はこのロゴマークについて「110周年で求心力を高め、次の111周年でさらなる広がりや発展へつなげたいという想いが込められている」と話す。なお、鈴木氏はスウェーデン発のクリエイティブエージェンシーで2012年から貝印グループ入りしたGreat Worksのクリエイティブディレクターも務めている。

同社では周年を機に、社員アンケートを踏まえてコーポレートカラーを一新。周年ロゴマークと同じ海をイメージした青色にした。今後は海外を含めたグループ・関連会社でも統一して使用する。

貝印ブランド想起のきっかけに

110周年を迎えた2018年は、「FEEL KAI&FAMILY」をコンセプトに、グループ社員や取引先を含め、ステークホルダーの一体感を醸成するような取り組みを実施した。

そのひとつが、「いい刃の日」にあたる2018年11月8日から4日間、二子玉川の蔦屋家電で開催した同社初のポップアップストア「KAIの家」だ。期間中は包丁やピーラーといったキッチングッズや爪切り、ファンデーションブラシなどの美容関連用品を含む様々なジャンルの製品を展示した …

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

長寿企業の極意・周年イヤーの迎え方 の記事一覧

110周年を迎えた貝印 ポップアップストア「KAIの家」に1400人来場(この記事です)
ハナマルキ100周年 「感謝の集い」で社内の結束を高める
帝人が100年先の未来を展示する「THINK HUMAN EXHIBITION」開催
100周年を迎えたホーチキ コーポレートサイトを刷新
創業100周年を迎えた象印マホービン 社史と式典で歴史を未来につなぐ
電気通信大学100周年 地域連携のイベントで大学をもっと身近に
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する