ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。
リーフ・パブリケーションズ『Leaf』 | |
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創刊 | 1996年 |
発売エリア | 京都・滋賀を中心に、大阪、神戸などの阪神圏および、東京都内で一部販売 |
発行部数 | 8万部 |
反響の良い特集など
「京都・滋賀 新しい店」(毎年3月)
毎年恒例の特集。前年にオープンしたランチの美味しいお店や居酒屋など100店以上を紹介する。この特集で新店の情報を仕入れる読者も多数。
「夜ごはん」(毎年9月)
秋の夜長に合わせた定番企画。歴史的な京都の街にも、年々カジュアルな飲食店が増加。その影響か、外食する人も増えてきている。
「京都 川床111軒」(2018年6月25日発売号)
京都の夏を彩る川床を取り上げた特集。鴨川納涼床から貴船の川床まで、あらゆるエリアの川床を紹介。「鮎が食べられるかどうか」など、きめ細やかな情報を提供。
「京都・滋賀 CAFE&COFFEE」(2016年3月25日発売号)
コーヒー消費量全国ナンバーワンの京都。老舗の喫茶店からニューウェーブのコーヒースタンドまで、こだわりのコーヒー店が街にひしめき合っている様を伝えた。
書店の旅行コーナーでは、「京都特集」と書かれた雑誌がよく目に入る。寺社仏閣が点在し、趣深い風景があちこちに広がる観光資源が豊富な街・京都。今も昔も、国内外の観光客から人気がある。
そんな京都の中心地・烏丸御池(京都市中京区)にオフィスを構え、地元に根差した情報を発信しているのが、毎月25日発売の月刊誌『Leaf』(リーフ・パブリケーションズ)。独自の目線で、京都の料理店やスイーツなどを紹介するタウン情報誌だ。17年前からは、隣県である滋賀県の情報も合わせて掲載するようになった。
創刊は1996年4月で、今年で23年目。ターゲットは京都・滋賀に住む20~40代の女性だ。リーフ・パブリケーションズ編集部 局長で『Leaf』編集長の加藤純子氏は「もともとは20代女性をメインターゲットとしていたが、創刊当初からの読者が今でも愛読し続けてくれている。そのため、ターゲット層は広がっている」と説明する。
どこにも負けない「新店情報」
2019年3月現在、第1特集(60ページ)を担当する編集者は加藤氏を含め5人。全員20~40代の女性で、まさに『Leaf』のターゲット層と同じだ。そのほか約10人のライターと協力して誌面作成を進めている …