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地域活性のプロが指南

伊勢志摩から三重県全域に拡大 知事が「日本一」を宣言するまで

中村 元(伊勢志摩バリアフリーツアーセンター 理事長)

NPOとして事業を継続するために、必要とされるのが収益機会の拡大。伊勢志摩バリアフリーツアーセンターもいよいよ活動エリアを広げていきます。これが県知事による「日本一のバリアフリー観光県推進宣言」にもつながりました。

知事の宣言の2年前、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは三重県各地の観光地をテリトリーにしていた。写真は伊賀流忍者博物館のバリアフリー調査。

三重県内にエリアを広げることで、自然を楽しめるアクティビティも増えた。尾鷲市銚子川のキャンプ場のカヤックを調査したことも。

2013年6月21日、伊勢市で開催された「バリアフリー観光全国フォーラム伊勢大会」の会場で、鈴木英敬三重県知事が来賓祝辞とともに全国に向けて宣言したのが「日本一のバリアフリー観光県推進宣言」でした。

2001年に伊勢志摩で始めたバリアフリー観光が、12年後には三重県全体で取り組む事業となり、それを知事が日本一と宣言するに至ったのです。

活動エリア拡大で収益増へ

ここに至るまでには、明確な道筋がありました。その一歩目も、もちろん「顧客起点」です。お客さまからは「伊勢志摩観光の帰りに松阪牛を食べたい」「伊賀の里に寄れないか?」など、往復路での三重県内の立ち寄りに関する相談を受けます。宿泊は伊勢志摩内に限らず、県内の温泉地の場合もあれば、繁忙期には近隣市のホテルまで広がることもあります …

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