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大学広報ゼミナール

130周年を迎えた追手門学院 イベントによる「直接広報」で魅力を発信

谷ノ内 識(追手門学院大学 総務部広報課 課長)

式典の前には、大阪城ホール内の別会場に大学3年生がクラブやゼミについて紹介するブースを設置。企業の採用担当者と学生が直接交流した。

2018年11月7日、1大学2中学高校、1小学校、1こども園(幼稚園と保育所)を設置する学校法人追手門学院は、創立130周年記念式典を開催しました。学院の淵源は、薩摩藩士でのちの陸軍大臣を務めた高島鞆之助が1888年に創設した大阪偕行社附属小学校(現在の追手門学院小学校)です。

記念式典に約1万人が来場

学院として周年を迎えるにあたり、式典の扱いについて議論を行いました。式典には費用がかかります。より大勢の人に追手門学院を知ってもらうのなら、式典にかかる費用をマス広告に転用した方がよいという考え方もあるでしょう。

しかし、様々な改革を経て"大学入試志願者6年連続増加"という実績をあげた姿を学外の方々に「体感」してもらい、かつ、在籍する学生・生徒・児童・園児にも自信と誇りを与え、大学生の卒業後の進路へとつながる就職活動を支援したいという思いが強くありました。過去の歴史を振り返り学院構成員の団結を固める内向けのイベントではなく、投資的な意味を込めた外向けのプロモーションイベントとすることに意味があると考えました。

会場は、追手門学院の名称が大阪城の門に由来しゆかりが深いこと、創立120周年記念式典でも使用した実績があることなどから、大阪城ホールとしました。

準備にあたりプロジェクトチームを発足させ、全学体制で進めました。大阪城ホールの収容人数は約1万人。プロモーションイベントとして大学外、特に大学生の進路先となる企業関係者や塾・学校関係者に来てもらうため、「共感」と「交流」をキーワードに企画を進めました。

前者の「共感」は、案内状を受け取った人が期待し参加したくなるプログラムづくりを心がけました。あえてステージは設けず、アリーナ面全体をステージに見立て、パフォーマンスを披露し映像もそこに投影する。来場者は2階以上の観覧席からそれらを楽しむ、というオリンピックの開閉会式のようなショーを意識したイメージです。

周年式典につきものの式辞や来賓祝辞などのあいさつも極力なくしました …

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