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地域メディアの現場から

60人の「タウン記者」も活躍する『埼玉新聞』

埼玉新聞社『埼玉新聞』

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    埼玉新聞社『埼玉新聞』
    創刊 1944年10月16日
    配布エリア 埼玉県
    発行部数 11万7381部

    反響の大きかった記事・連載

    「キラッとカンパニーズ」(経済面)
    伐採から製材まで一貫して手がけ廃材利用にも取り組む材木店など、あまり知られていないけれど"キラッ"と光る技術や強みを持つ県内企業を紹介。これまで紹介した企業は400社以上。

    ルポルタージュ「老いと向き合う」
    認知症や介護など、埼玉県内の高齢者が抱える問題についてのルポ。8~10回の連載をこれまで3回実施。今後継続していくなかで、問題の背景のほか行政や地域にできることを探っていく。

    「ぐるっと埼玉」「埼玉ミュージアム」
    埼玉のレジャーポイントを発信するコーナー。県内の美術館や博物館などの催事情報、今が旬の県内の名産品やそれを使った加工品、イベント情報など、埼玉のお楽しみスポットを紹介。

全国5位の人口(約730万人)を擁する埼玉県。昼夜間人口比率は88.9%と全国で最も低く、隣接する首都・東京で働く人々のベッドタウンとなっている。東京に出るための交通網が発達しているため、埼玉県民は休日も東京に出ることが多い。地元の情報よりも東京の情報への関心が高いのだ。

そんな埼玉県民に地元のニュースを伝え続けているのが『埼玉新聞』だ。全国紙が本社を構える東京の隣県で11万7381部を発行。一面には埼玉関連のニュースを掲載することにこだわっている。全国的なニュースが入った場合でも、必ず埼玉に視点を据えたサイド記事を掲載するなど、常に埼玉の新聞であることを前面に出した紙面づくりを行っている。

タウン記者が嵐ファンの聖地へ

編集局理事で編集管理幹の吉田俊一氏は「埼玉県は全国紙が強い。でも、我々はうちの記者しか知らないような地元のネタを発掘することでオリジナリティを出しています」と話す …

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