2018年7月の西日本豪雨発生時、事業を通じて社会貢献活動を行ったタウ。そこでの気づきから生まれた「See You Again PROJECT」は、顧客の信頼醸成やコーポレートブランディングにつながっている。
事故車の買い取り・販売を手がけるタウ(さいたま市)にとって、2018年は事業の社会貢献性を再認識する大事な年となった。7月の西日本豪雨では、損害保険会社と連携して被災地に臨時モータープール15カ所を設置し、約130人の社員が応援出張。9月の台風21号の被災車両も合わせて、約9000台を引き取った。
この災害対応の中で生まれたのが車の売却者と購入者の想いをつなぐ「See You Again PROJECT」。特設ウェブサイト上で、売却者の愛車への想いや、購入者の喜びのメッセージを公開する社会貢献活動だ。
透明性と安心感を醸成したい
プロジェクトを企画したのは、4人の若手女性社員。メンバーの岩永若子氏(総務部広報課 主任)は、「被災地で活動していたとき、売却者の方に『この車ってどこに行くの?』『どう処理されるの?』と聞かれることが多かった …
あと64%