ブログや掲示板、ソーシャルメディアを起点とする炎上やトラブルへの対応について事例から学びます。
最初は決して多くの人が注目するようなニュースではなかった。僧侶が交通違反をした、という些細な問題だったからだ。しかし、取り締まりの理由が「僧衣を着て車を運転していた」ことに、まず僧侶たちが注目した。それを問題視し、Twitter上で「僧衣を着ていても問題なく運転ができること」をアピールし始め、海外メディアも含めて注目が集まった。
福井県内で僧侶が交通違反の取り締まりを受けたのは2018年9月。僧侶のアピールをはじめ、連携を示すハッシュタグ「#僧衣でできるもん」が生まれて広がったのがその年末年始だった。
自分たちにとっても問題
連携が生まれたのは、僧侶たちが普段着ている服装での運転が違反になる可能性があるということからだった。僧衣がダメなら、車を運転する度に着替えなければならず大変だという危機感だ …
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