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広報の仕事 課題と戦略 2019

広報関連部門の組織変更 体制づくりのポイントは?

毎年恒例となった、編集部による企業の広報関連部門を対象とした調査。2号連続企画として、今回は実名回答があった企業のコメントをダイジェストで公開します。前号と併せて、課題や活動方針の状況、2019年のトレンド把握にご活用ください。

人員増で認知度が4倍に

ベンチャーではPRなどの売上に直接関与しない部門に人員を割くことが難しいと思われているが、広報担当1人体制から人員を増やし、2人体制(年明けからは3人体制)にした。人員が増えたことにより、メディア露出量は2.5倍に、認知度は4倍になった。

READYFOR
PR室 マネージャー 大久保彩乃さん

「CEO直轄本部」を新設

組織と事業の両軸でイノベーションを促進するため、コーポレート機能(広報、戦略人事、デジタルクリエイティブ)と新規事業創出機能を併せ持ったCEO直轄本部を新設。

エイベックス
CEO直轄本部 グループ広報ユニット マネージャー 西本京史さん

社会貢献部門との一体化

2018年12月、社会貢献活動を推進する「ソーシャルコミュニケーション部」を、「統合マーケティング本部」の中に組み込んだ。当社理念に「食に関する社会課題を、ビジネスの手法で解決します」という一文があり、より「事業」と「ソーシャルな活動」とを一体化させていくため、社会へ発信する機能を有する統合マーケティング本部と組織を統合させた。

オイシックス・ラ・大地
統合マーケティング本部 広報室長
大熊拓夢さん

「広報室」を9月に新設

社内外におけるコミュニケーションの推進およびブランディングに特化した部署として9月に新設。

スクウェア・エニックス・ホールディングス
広報室 室長 野原和歌さん

広報にESG視点を加えた

広報・IR課だった組織から、広報とIRを二分化し、広報にESGを加えた広報・ESG推進課とIR課になった。社会と企業のコミュニケーションという枠組みの中で、広報業務に加え、ESGに今まで以上に積極的に取り組むために組織変更した …

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