SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。
「社業を通じ、社会に貢献する」という企業理念のもと、社会課題解決に取り組んできたセコム。SDGsへの世界的な注目の高まりを背景に、CSRの取り組み自体の「発信」にも力を入れてきた。
2017年1月には、広報との連携を進めるため、総務本部の社会・環境推進部にあったCSR部門をコーポレート広報部に移行。コーポレート広報部部長の井踏博明氏は「当社は"安心"という形のないものを提供しているので、投資家やお客さまなどから、より一層の信頼を得ることが重要です。そのためには、会社の考え方や取り組みの発信をより一層強化していくことが大切なのです」と説明する。
ステークホルダーに向けた情報発信の手段のひとつに、アニュアルレポートやCSRレポートがある。特に毎年10月に発行している「CSRレポート」には力を入れていて、2014年度から環境コミュニケーション大賞(環境省主催)の優秀賞・優良賞を4年連続で受賞している …
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