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青山広報会議

若担会・寺子屋・CSR48・PRLTの代表が集合!広報関連コミュニティでスキルアップ

「広報を始めたばかり。社外に仲間をつくりたい」「ひとり広報なので気軽に相談できる仲間が欲しい」──編集部ではそんな相談をよく受けます。広報会議の「朝活」や、教育講座もオススメですが、企業広報の世界では活発に動いている私設の勉強会も多数。今回は各会の代表者が集まり、最近の活動や共通するお悩みなどをざっくばらんに話していただきます。

photo/杉能信介

9月某日、宣伝会議本社にて。各コミュニティを表現したポーズをとっていただきました。
左から、CSR48 総監督 太田康子さん(リコージャパン)since2012
若手広報担当者の会 会長 高橋正和さん(バスクリン)since1986
広報寺子屋 主宰 徳田匡志さん(collabo)since2007
広報LT大会 #PRLT 代表 吉田ハルカさん(レバレジーズ)since2016

編集部:本日は広報関連コミュニティの代表の皆さんにお集まりいただきました。それぞれ、面識や交流はあるのでしょうか。

徳田:私は2007年に「広報寺子屋」を立ち上げたんですけど、当時は若担(若手広報担当者の会)さんくらいしかコミュニティがなかったんですよね。自分はベンチャー企業の広報で、事業提携でもしない限り広報同士の横のつながりを築きにくいなと感じたのが設立のきっかけです。今は若担におられる方や卒業された方も参加されていたりします。

高橋:行き来は結構自由ですよね。若担の元会長が今は広報寺子屋で幹事をされていますし。私は2018年度から若担の会長になったんですけど、元々はマーケティング部出身。3年前からPRに携わり、勉強しようと入会して気づいたら会長になっていました(笑)。

編集部:「若手広報担当者の会」だけど、年齢制限はないんですよね。

高橋:はい。100社100人という定員目安はあります。大体3~4年で卒業されていく方が多いですね。長くて5~6年。1社1人という制限もあるし、自主的に後進に席を譲っていこうという流れです。活動としては分科会が5つあり、会ごとに毎月勉強会を開催しています。2016年に30周年を迎えたところです。

キラキラ広報とは言わせない

徳田:寺子屋の場合は、もう少しゆるいですね。口コミで広がって毎回、3割くらいは新しい方が参加しています。終了後に必ず懇親会を開いているのですが、勉強会でも飲み会でもない、ちょうどいいバランスを保っていきたい。人事やマーケティングなど広報担当以外の方が参加されることもあります。

吉田:私は徳田さんと面識があり、本日お誘いいただきました。2016年から「広報LT大会(PRLT)」を主宰しています。LTはライトニングトークの略で、5分間で自分が日ごろの業務で得た経験や失敗談を話してシェアするというものです。開催頻度は2カ月に1回、1回あたり8人の方が発表するイメージ。直近だと8月末に「他職種×PRの可能性を考える」というテーマで実施しました。

編集部:最近あちこちでPRLTの話題を聞くことが多いですよね。

吉田:ありがとうございます!SNSで積極的に発信するメンバーが多いので、TwitterやFacebookで「#PRLT」と検索するとナレッジがオープン化されています。私は今の会社に入ってからエンジニア向けの勉強会に足を運ぶ機会が増えたんですけど、エンジニアの世界には「シェア文化」があるんですよね。成功例や失敗例を共有してみんなで技術をよくしていこう!と。広報もナレッジをオープンに共有したい、と考えたのが立ち上げのきっかけでした。

それに「ベンチャー企業の若手女性広報=キラキラ広報」と括られるのが悔しくて(笑)。みんなに日ごろの葛藤や泥臭さをもっとシェアしてもらう必要があると思ったんです。

CSR担当だけどアイドル!?

編集部:そして今日は、CSR担当女性のコミュニティ「CSR48」の総監督・太田康子さんにもお越しいただきました。6月に広報会議でSGDsの特集を組んだのち「朝活」を開催したのですが、そこに太田さんやCSR48メンバーの皆さんにもお越しいただいた……というご縁です。

太田:初めまして。「CSR48」は文字通り、某アイドルグループを思い切り意識しています(笑)。CSRをもっと知りたいという志を持った女性たちの学び合いの場で、活動は2012年から。月に1回の勉強会のほか、近年はSDGsの啓蒙活動の一環でオリジナルの卓上カレンダーを発行しています。モデルはCSR48メンバーで、プロのカメラマンが撮っているんです。

一同:(カレンダーを眺めながらどよめき)すごい完成度!!

太田:SDGsの17のゴールを各月に散りばめています。これを卓上に置いてもらって、楽しみながらSDGsについて理解してもらえれば、という狙いです。2018年版は当社の社長が20冊以上購入してくれました。

徳田:編集部から今回のお知らせをいただいたとき、「CSR48って何!?」と驚きましたよね(笑)。

太田:ちなみにメンバーは女性だけなので、男性は「ファンクラブ会員」になっていただければオープンなイベントに参加することもできます。

一同:(笑)。

太田:さらに言うとオープンなイベントのことを「握手会」と呼んでいるのですが、実際にメンバーと握手をするわけではないです(笑)。とにかくCSRというと堅い世界でとっつきにくい印象があると思います。だから女性ならではの共感力を活かして「柔らかく伝える」ことを徹底していますね。

吉田:経験の浅い身からすると、そういうコミュニティの存在は本当に大事だと思います。私は2014年に社会人になった直後から広報の仕事をしているのですが、新卒で広報になる子って当時はなかなかいなくて。社外のベテラン広報の方々に手取り足取り教えていただいたおかげでこの仕事を続けられたのだと思っています。業務時間外にプレスリリースの書き方を教えていただいたり、テレビ局への挨拶に同行させていただいたり。

太田:CSR48には、CSR部門ではないけれど興味があって参加しているメンバーもいますが、徐々に人脈や知識が溜まり、社内にも活動を知られたことで異動のチャンスをつかんだというケースもあります。

吉田:同じ境遇、同じ悩みを抱えている人を見つけやすいのもいいですよね。コミュニティ参加者とはSlackで密にコミュニーションを取っています。誰かが壁にぶつかると質問という形で投稿して、参加者同士で解決策を提案してみたり。

企画力強化の勉強会が増えた

高橋:若担会の場合は、企業から派遣されている方も結構多いですね。例えば、新任で広報に配属された方が「色んな会社の人と情報交換してきなさい」と。その結果、若担を卒業するころには一回り大きくなって出ていく。卒業生が色んなところで活躍してほしいなと思っていますね。

太田:あとはデリケートな内容の相談ができる仲間がいてありがたい、という声も多いです。例えば、大地震や豪雨といった災害時の支援先の情報を共有したりします。社内への浸透に役立ったことや、セミナー講師で良かった人の情報は、なかなかオープンにできるものではないので、Facebookグループでよく情報交換しています …

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