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プレゼン力診断

freee佐々木大輔社長のプレゼン分析「一貫した経営哲学を体現」

永井千佳(トップ広報プレゼン・コンサルタント)

経営者の「プレゼン力」を診断。声・表情・身振り・ファッションといった視点から毎号、分析します。

7月2日(月)
「freee FY2019 事業戦略発表会」
in freee 五反田オフィス

今後は"時間創出"から"利益創出"へシフト
新たな事業戦略を発表

freeeは7月2日、新たな事業戦略に関する発表会を開催。新ミッションの発表のほか、『クラウド会計ソフト freee』の財務データを活用する新機能「AI月次監査」や法人向け新料金プラン「プロフェッショナルプラン」がお披露目に。導入企業の例としてBOTANICの田中彰CEOも登壇し、業務上の変化について語った。

freee 代表取締役CEO 佐々木大輔

プレゼンは、野球の話から始まった。「今朝、会社の野球部の試合で初勝利しました!朝早く起きてクタクタですが、頑張ってお話しします」。

プレゼン冒頭、聴き手が最も集中するゴールデンタイム。佐々木大輔社長は一見すると本筋から大きく離れた話から語り始めたが奇をてらっているのではない。自分しか話せない言葉から始めたのである。そこに佐々木社長の経営哲学がある。

この日は社員全員がコーポーレートTシャツでお出迎え。Tシャツは色や形もバリエーション豊かで、各自が自分に合った1枚を選んでいるのが印象に残った。

freee(フリー)は部活動が盛んな会社だ。さらに会場となったオフィスを見渡すと、配管がむき出しの天井にバーカウンター、センスのよい観葉植物が飾られ、おしゃれなカフェのよう …

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