医師専用コミュニティサイト「MedPeer」などを運営するメドピアは2018年2月、渋谷区恵比寿から中央区銀座に本社オフィスを移転した。3つのグループ会社を1カ所に集約し、シナジーの最大化を図っている。
10万人の会員に利用されている医師専用コミュニティサイト「MedPeer」などを運営するメドピアは、これまで2カ所に分散していたグループ会社のオフィスを1カ所に集約。2018年2月から「HOME」をコンセプトにした新オフィスでの業務を開始した。
「HOME」とは、メドピアのビジョン「集合知により医療を再発明する」ことに関わる医師などのユーザーやクライアントなどを「仲間=家族」と捉える考え方に由来する。医療の未来を創る「家族たちが集まる場所にしたい」という思いから生まれたコンセプトだ。
そのために設置された場所が、60人ほどを収容できるイベントスペース「Patio」。内装や使用最適人数もあえてバラバラにした個性的な7つの会議室もあり、執務エリア内にもミーティングスペースを充実させた。
ミーティングスペースは予約なしで使えるため、ITエンジニアやセールス担当など、各プロジェクトの関係者が必要に応じてすぐに集まり、短い時間で打ち合わせができるとして重宝されている。社内の動きも可視化されることで、プロジェクトの動きなどが自然に共有され、社内の情報共有やコミュニケーション活性化につながる環境とした。
個人の固定席以外に集中して作業を行うための個人用ワークスペースも確保しており、「カスタマイズオフィス」と銘打って社員はその日の業務内容や気分で自分の好きな場所を選んで作業することができる点も特徴的。新オフィスに関して、広報を担当する社長室の藤野敦子氏は次のように語る。
「社内での評判はもちろんですが、当社を訪れる方々にも好評です。代表の石見(石見陽氏)や社員も、お客さまを頻繁にオフィスへと案内するようになりました」 …