業界ごとに存在する数多くの専門メディア。広報担当者にとっては、メディア対応の登龍門となることも多いでしょう。その編集方針やヒット企画、注力テーマを聞き、関係構築のヒントを探ります。
『月刊レジャー産業資料』編集部DATA | |
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『月刊レジャー産業資料』は、東京オリンピック開催の2020年にインバウンド観光客数4000万人を目指す政府指針の中、豊富な事例取材と独自データでレジャー業界の変化を捉える経営情報誌。関連ビジネスの企画・開発担当者や決定権をもつトップ経営者層が読者ターゲットだ。注目のレジャー業種・業態をいち早く紹介する。
2018年6月号では、夏を迎え、集客力で再び注目を集める「『お化け屋敷』『ホラーイベント』の魅力」を特集。チームラボの映像技術を用いた東京ドームシティ アトラクションズの「怨霊座敷」、フェイスペイントをしたゾンビが商店街に繰り出し2日間で1万5000人を動員する「横川ゾンビナイト」(広島市西区)などを取り上げた。
「わずか10坪でリアルな恐怖を提供するデックス東京ビーチの『台場怪奇学校』など人気施設の運営実態につき、デベロッパーの視点も入れながら取材を進めました」と編集長の黒羽義典氏は話す。
毎年8月号で発表の前年度「レジャー施設集客ランキング」は独自取材とアンケートの賜物。国の発表にもないテーマパークや遊園地などの入場者数データを順位づけして発表する。「社内外の情報提供者やデータ元など、あらゆるソースをあたります。当社の人的ネットワークを駆使して、独自データを収集・分析し、読者である経営者層や施設の企画・開発担当者の業務に貢献したいと考えます」と黒羽氏は語る。
「Front Lines」や「NEWS&TOPICS」では毎号、注目企業の新たな動きを探る。18年5月号では、19年夏に三重県津市に開業予定、ベビースターラーメンで知られる「おやつカンパニー」関係会社による工場一体型テーマパーク「おやつタウン」の計画を伝えた …