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社内報のつくり方

T&Gの社内報はビジュアル重視のタブロイド判 仲間の活躍を共有するツールに

テイクアンドギヴ・ニーズ

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はテイクアンドギヴ・ニーズの社内報制作の裏側に迫ります。

テイクアンドギヴ・ニーズ
『T&G TIMES+』

全国でハウスウェディングを提供するテイクアンドギヴ・ニーズの社内報『T&G TIMES+』は、社内の部署横断チームが制作を手がけている。ブランディング部が事務局となり、事業戦略や人事、営業、内部監査、ドレス事業の部署などに所属している総勢14人がメンバーだ。「社内の情報を広く収集して伝える社内報は、特定の部署ではなく、部を横断したチームで制作したほうがいい」との岩瀬賢治社長の判断があってのことだ。

社内報の創刊は、岩瀬社長がトップに就任した翌年の2016年。当時、創業18年を迎えていた。「会社の規模や従業員の顔ぶれも変わっており、当社の強みや働く仲間の活躍を共有する機会が減ったことに岩瀬は危機感を持っていました。仲間の頑張りや会社が大切にしている価値を届け、従業員の士気向上や心のよりどころを提供したかった」と編集長でブランディング部長の長谷部潤史郎氏は振り返る。

もちろん社内報の制作メンバーには、誌面づくりのノウハウがまったくない状態。そこで一番に考えたのは、「読み手に何をどう伝えたいか」だった。自社の最大の強みである「目の前の人を喜ばせるために真面目に努力し、全力で行動する仲間が全国にいる」という財産を、「みんなが喜ぶ形で伝える」ことを目指した。

毎号の特集では数人の従業員が登場し、テーマに沿った個々の活躍や努力に焦点を当てる。写真やデザインにこだわり、個人を引き立てる見せ方をより効果的にするのがタブロイド判というサイズだ。

「取材を受けた従業員がこのサイズで記事を見たときの喜びは、大きいと思います。定番のA4サイズやウェブ版にしない理由は、このほうが喜んでもらえるから。ただそれだけです」と長谷部氏。社内のアンケートでは「大きすぎる」という意見もあるが、当面は変える予定はないという。

創刊から2年経ち、従業員の支持も根強い。「夢は、業績表彰の舞台に立つか、社内報に載ること」との声も寄せられている。社内のフラワーコーディネーターは「表紙を飾る装飾を手がけられるようになりたい」と話し、料理レシピを紹介する連載企画に自ら手を挙げたシェフが登場するケースもあったそうだ …

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