日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

働きたい会社になる!社内広報の役割

全社横断プロジェクトで、ビジョナリーカンパニーをつくる

第一園芸

1898年に三井家別邸内に設立された農園を起源とする第一園芸。120周年を機に全社横断プロジェクトを立ち上げ、課題を解決するアイデアで「インターナルブランディング」に取り組んでいる。

2017年9月に初開催した「VISION DAY」。店舗勤務の従業員が多いため、1日に2回行った

2016年12月。120周年イヤーまであと1年というタイミングで、第一園芸(東京・品川)の全社横断プロジェクト「WAKUDOKI PROJECT」が始動した。メンバーは経営陣に指名された様々な部署の10人。部署間連携を促進し「常に素晴らしい製品やサービスを生み出し続ける企業(=ビジョナリーカンパニー)」をつくることが目的とされた。

事業拡大で生まれた課題

店頭販売や婚礼装花、庭園管理などを中心としてきた同社は、時代の変遷とともに室内緑化や空間装飾にも事業を拡大。2017年4月に就任した田中浩社長のもと、7月には装飾緑化事業全体を包括したブランド「OASEEDS(オアシーズ)」を立ち上げるなど、新たなビジネスチャンスの創出に力を入れている。

こうした従来からの事業拡大の流れによって、社内の課題も大きくなった。約350人の社員が部署を越えて連携をする機会も減り、部署間に壁ができるようになってしまったのだ。こういった課題を踏まえて、プロジェクトメンバーは、ビジョナリーカンパニーの実現に向けた取り組みを考案。2017年4月には経営陣の前で方向性を提案した。

その後、企業理念や個々人の目標をいつでも確認できる「クレドブック」や、企業の方向性と理念を表現した「WAYムービー」などを制作 …

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

働きたい会社になる! 社内広報の役割の記事一覧

働きたい会社になる! 社内広報の役割の記事一覧をみる

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する