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社内報のつくり方

経営陣や社員も提案 対話を重視したイトーキのグループ報

イトーキ

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はイトーキのグループ報制作の裏側に迫ります。

イトーキ
『i TALK』

オフィスデスク、チェアなどの開発・製造・販売やオフィス空間づくりを行うイトーキのグループ報『i TALK』は、経営方針を反映したテーマを設定し編集している。2016~17年は「イキイキ」、2018年からは「変革」とした。経営陣からの信頼も厚く、掲載するトピックの提案もあるという。

同社では、ビジョンステートメントとして「人も活き活き、地球も生き生き」を制定。それを実現するための具体的な事業活動として、2017年1月にミッションステートメント"明日の「働く」を、デザインする"を発表している。

さらに今年は「働き方変革130」をキャッチフレーズに中期経営計画を始動した。グループ報ではこうした動きを伝えているが、2017年から制作を担当する広報IR部の近藤愛子氏は、こう話す。「社内には、会社の"今"を表す言葉があふれています。それぞれに込められた思いや関係性を分かりやすく伝えるため、広報IR部に異動する前の感覚を忘れず、いち社員の視点での誌面づくりを心がけています」。

例えば、2018年春号で特集した「働き方変革130始動!」では、「働き方変革」を推進する委員会のキックオフイベントや東京オフィスの移転予定などを掲載した。"明日の「働く」を、デザインする"を具現化する動きとして取り上げ、関連性を示す誌面構成としている。

同社では秋に予定する東京オフィスの移転・集約を「働き方変革130」を推進するエンジンと位置づける。オフィスの空間づくりを提案するイトーキにとって、自社の働き方を改革することで得られるノウハウは顧客へのサービス向上に直結する。新オフィスを実証実験の場とし、得られた知見は全国の事業所に展開する予定だ。「この移転が全社員に関わる動きであることを伝えたい」と、常務取締役が率いる移転準備委員会から掲載の提案があったという。

取材先となる社員との対話も大事にしている。2016年に発売し、各種デザイン賞などを受賞したオフィスチェア「FLIP FLAP」の特集(2017年夏号)では、開発者と打ち合わせを重ねるうちに企画内容が発展。7人の社員が登場し、誕生秘話だけでなくチームづくりや信頼関係まで掘り下げる内容となった。

現在の課題は、本社発信のコンテンツが中心になってしまうこと …

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