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広報担当者のためのSDGs入門

「笑い」でSDGsに挑む吉本興業 ソーシャルビジネスも開始

ユヌス・よしもとソーシャルアクション 代表取締役社長 小林ゆか氏

2018年3月、日本外国特派員協会(FCCJ)で記者会見を行った。中央左から、ムハマド・ユヌス氏小林ゆか氏

国連広報センターや外務省と連携して、「笑顔」をキーワードにSDGsの啓発活動に取り組んでいる吉本興業。2017年1月に社員や所属タレント約1000人を対象にSDGs勉強会を実施して社内での認知を高めた後、「SDGs-1グランプリ」(同年8月)や「SDGs新喜劇」(同年10月)などを実施。エンターテインメントとSDGsをコラボレーションさせた取り組みで、生活者に向けて発信してきた。

2018年2月には、ノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者ムハマド・ユヌス氏と連携し、子会社「ユヌス・よしもとソーシャルアクション(yySA)」を設立。ビジネスを通じて社会問題を解決する「ユヌス・ソーシャルビジネス」を実践する。

同社代表取締役社長の小林ゆか氏によると、カギになるのは2011年から全国47都道府県に移住している「住みます芸人」。「芸人たちは地域のPRなどに取り組む中で、高齢化や過疎化などの課題にも直面していました。当社では、それらの課題を集約したうえで、課題を解決するビジネスや新技術の創出を支援していきます」。

吉本興業の強みはやはり「笑い」を通じたコミュニケーション。yySAでも新しい技術と芸人の「人を元気にする力」を合わせることで、地域住民の関心を高め、盛り上がりをつくっていく計画だ。

小林氏は「消費者側がソーシャルビジネスに参加できる仕組みです。当社らしく、お茶の間に届く事業を進めていきます」と話している。

ユヌス・よしもとソーシャルアクション 代表取締役社長
小林ゆか(こばやし・ゆか)氏

セゾン、資生堂、ソニーでブランド戦略、企業戦略に従事。雑誌『Hanako』創刊、西武「LOFT」オープンなども手がける。『Hanako』『月刊カドカワ』などに小説やエッセイを連載。単行本6冊を出版。吉本興業社長室、シンクタンクを経て、現職。

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