ウェブメディアまでクリッピング対象が広がっている今。露出状況の把握だけでなく「広報効果測定」という観点から活用する際のポイントを指南します。
Q. 会社の規模が小さいので、新聞や雑誌への掲載はほとんどありません。ウェブニュースに掲載があればそれを把握する程度ですが、クリッピング作業を日々実施するメリットはありますか。
A. 記事の"質"を分析すればPR戦略の改善につながる
ウェブニュースは、ただ掲載数を確認するだけでなく「どの媒体にどんな内容で載ったのか」といった記事の"質"まで分析することが大切です。その結果をもとに広報活動のPDCAサイクルを回すことで、PR戦略を練り直すことができます。
また、自社だけでなく競合や関連企業の記事もクリッピングすることで、自社がアプローチすべきメディアや、取り上げられやすい文脈などを把握することもできます。
Q. ウェブメディアでの掲載はニュースリリースの転載が多く、あまりパブリシティの効果を実感できていません。効果測定を実施する際のポイントは?
A. 記事を3パターンに整理しパブリシティの内容を検証
ウェブメディアに掲載された記事は、「パブリシティ(編集記事)」「パブリシティ転載(他メディアから供給された記事)」「リリース原文転載」という3つのパターンに整理できます。まずは、世論やメディアからどのように見られているのかが反映されやすい、パブリシティ記事の内容を検証することから始めましょう …