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担当者が語るIRの現場

寄席風のブースを出展 BtoB事業を分かりやすく伝える

ヤマシンフィルタ

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

2017年8月に開催された「日経IR・投資フェア」では、寄席に見立てたブースを出展した。

ヤマシンフィルタは建設機械用の油圧フィルタ製品の世界シェアトップ企業であり、国内外の大手建機メーカーを主要顧客としています。先代社長の山崎正彦が、ヤマシンフィルタの前身である山信工業を興したのは、太平洋戦争後間もないころ。当時の事業はまだ油圧フィルタ事業ではなく、帆布を仕入れミシンで縫製加工し販売する事業からの創業となります。

そのころ、ある酒造会社からいただいた、「酒を濾(こ)すための濾布(ろふ)をつくってもらえないか?」との問い合わせが、現在のフィルタ製造の第一歩につながりました。

経営理念は「フィルタビジネスを通じて社会に貢献する」という決意を込めた「仕濾過事(ろかじにつかふる)」。フィルタの中核部品である「ろ材」の開発から製造・販売までを一貫して行っているのが当社の強みです。「ろ材」を内製化することで、顧客が要望する様々な仕様に対応した「ろ材」及びフィルタシステムを独自に開発・提供することが可能となり、オーダーメイド製品のタイムリーな供給が高い評価を得ています …

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