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専門メディアの現場から

小説・川柳・動画など「創作」を応援 『公募ガイド』編集の裏側

公募ガイド社『公募ガイド』

業界ごとに存在する数多くの専門メディア。広報担当者にとっては、メディア対応の登龍門となることも多いでしょう。その編集方針やヒット企画、注力テーマを聞き、関係構築のヒントを探ります。

『公募ガイド』編集部DATA
  • 部数:10万部
  • 発行:毎月9日
  • 定価:630円(税込)
  • 創刊:1985年。季刊『全国作品コンテスト公募ガイド』として創刊。翌年から月刊に。現在、同社では公募事務局運営代行やそのコンサルティングも手がける。
  • 形態:A4変型判
  • 読者年齢比率:
  • バラエティ番組『プレバト!!』(TBS系列)の俳句コーナーの人気にも見られるように、「創作」は常に人々の関心を集める。『公募ガイド』は小説、川柳から動画、標語までジャンルを問わず創作活動を応援する雑誌だ。本誌の読者は40~60代の女性が中心で、ウェブ版ではより若い世代向けに動画やアート関連の公募情報を中心に扱う。

    毎号、約200件掲載される公募情報には「タリーズピクチャーブックアワード」「彦根を著わすキャッチコピー」など企業や地方公共団体が主催するコンテスト企画も多い。

    公募情報の掲載条件は、法人主催の公募情報であること、入選作に賞金などのメリットが与えられ、公序良俗に反しないものであること。応募が多いのは、伊藤園「お~いお茶新俳句大賞」や第一生命「サラリーマン川柳」に代表される俳句、川柳などの短詩。近年、動画募集も増えているが、観光地のPR動画などは取材や撮影に手間がかかるため応募が少ない場合もある。

    公募情報をクローズアップする2ページの連載欄「この公募応援します!!」もあり、読者の注目度も高い。「企画意図や主催者の思いなどがしっかり書かれた応募要項を見ると、事務局により深く取材したくなります」と編集長の澤田香織氏は教えてくれた。

    誌面の特色は登場する作家陣の豪華さ。「何を書くかどう書くか」(2017年9月号)と題したエッセイ特集のインタビューでは直木賞作家・朝井リョウ氏が登場。「小学生時代から読み続けたさくらももこ氏から、文章のテンポを学んだ」と打ち明ける。

    また「笑いを知れば、小説はもっと上手くなる」(同年6月号)では、ベストセラー作家・百田尚樹氏が「物語の面白さとは?」というテーマに答える。「連載エッセイも、かつては湊かなえ氏、現在は羽田圭介氏が担当し、創作応援のメッセージを発信しています」 ...

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