報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。
集英社『MORE』
【基本情報】 | |
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発売 | 毎月28日 |
部数 | 213,333部(2017年1月~3月、印刷部数) |
創刊 | 1977年5月 |
編集体制 | 編集部員13人。本誌のほかオンラインマガジン「DAILY MORE」のコンテンツも編集部で企画・編集している。 |
定番企画
(1)たった10着で100days着回し!
(2)カラダはタカラ
反響の大きかった企画
(1)夏だから、夏だけは! "モテる服"プリーズ!
(2)美容のギモン300問300答 解決BOOK
(3)モア世代の"性"と"セックス"のリアル「モア・リポート2017」
数ある女性ファッション誌の中でも高い知名度を誇る『MORE(モア)』(集英社)。5月28日に発売された2017年7月号で創刊40周年を迎えた。いつの時代もブレることなく、20代の"ど真ん中"を発信し続けてきた王道雑誌を支える主な読者層は25~27歳だが、20代前半や30代からの支持も厚い。ファッションや美容だけでなく、インタビューや実用テーマなどのライフ(読みもの)ページが充実しているのも大きな特徴だ。
読者の背中を押す存在に
記念すべき40周年イヤーのキャッチフレーズは、「なりたい私に着がえよう。」。その第一歩として、5月号(3月28日発売)から「モアチャレンジプロジェクト」(通称:モアチャレ)をスタートさせた。「MOREが20代という大きな可能性を持つ女の子たちを応援する雑誌であることや、一緒にチャレンジしたいという思いをアピールしようと考えました」と俵理佳子編集長。
プロジェクトの核となるのは、一般読者が"なりたい私"を叶えるまでの半年におよぶチャレンジ。本誌とオンラインマガジン「DAILY MORE」で募集したところ、わずか3週間ほどで約600人の応募があったという。その中から選ばれた8人による6つのプロジェクトがスタートしている。DAILY MOREの特設サイトではチャレンジャーによるブログも始まり、誌面とウェブサイトの両輪で発信している。
「『7kg痩せて可愛い水着を着る』という読者にとって身近なチャレンジもあれば、結婚を機にUターンして実家で農業を継ぐ女性、宮城県出身の女性も含めた3人チームで復興支援の自転車イベント『ツール・ド・東北』への参加など、様々なチャレンジをサポートしています」。
さらに、人気モデルの佐藤栞里と内田理央、スペシャルサポーターに就任したレスリングの吉田沙保里選手の3人もそれぞれのチャレンジを行い、10月29日には各チャレンジャーが登壇する報告イベントを開催する予定だ。「彼女たちの姿を通じて、"私も変われるかもしれない"と読者の背中を押すことができたら」 ...