日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

企業のコンテンツ戦略とオウンドメディア入門

社長直轄で情報発信の強化へ 9月末にワークスタイルの専門誌創刊

岡村製作所

岡村製作所は9月末、季刊のビジネス誌『WORK MILL』を創刊する。ワークスタイルをテーマとした専門誌として半年ごとに発行するもので、同名のウェブマガジンや共創プロジェクトなどとの連動にも力を入れている。

    岡村製作所『WORK MILL』
    発行開始年/部数など ウェブ:2015年12月~
    雑誌:2016年秋~
    (2017年9月正式創刊/約1.5万部)
    展開メディア 雑誌・ウェブマガジン・スペース運営(4カ所)
    担当部署 マーケティング本部ソリューション
    戦略部未来企画室を主管部門とした社内横断プロジェクト(約30人)
    制作体制 ウェブマガジンは外部の制作会社が取材、ライティングを担当。編集メンバーがすべて取材の現場に立ち会う。雑誌は『Forbes JAPAN』編集部の協力により制作。

    人気企画

    NATURAL BEING-これからの働き方を考える
    (創刊準備号)

    タイに学ぶアジア流エンゲージメント
    (特別号)

    先端オフィス探訪
    (特別号)

岡村製作所では2015年、自社発で本格的な情報発信に取り組む社長直轄のプロジェクトがスタートした。まずウェブマガジンからメディア運営を開始し、2012年に開設したコミュニケーションスペースの活用も集約させる形でプロジェクト名を「WORK MILL」と命名。「MILL」には「様々な視点で見る」「価値を挽き(引き)出す」という2つの意味を込めている。

「オフィス家具や空間を売るのではなく、“文化”を生み出す会社になるというのが目的。以前からそのような動きはあったものの、自社が持つ情報を改めて整理して発信していこうと考えました」と話すのは、編集長を務める遅野井宏氏だ。日本マイクロソフト出身で、プロジェクトの本格始動にあたり2014年に参画した。月に約5本の講演に出向くなど、「ワークスタイル」について発信するエバンジェリストとしての役割を担う。

オフィス家具などを扱う同社では従来、企業の総務部門との接点が多かったが、人事・情報システム・経営企画部門などとの接点を広げていくのも目的のひとつ ...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

企業のコンテンツ戦略とオウンドメディア入門 の記事一覧

気になるオウンドメディアの編集・運用体制とは 「ヒット記事」と成果も公開[2]
気になるオウンドメディアの編集・運用体制とは 「ヒット記事」と成果も公開
SNS・イベントと広報誌が連動 誌面を通じた寄付額も500万増
社長直轄で情報発信の強化へ 9月末にワークスタイルの専門誌創刊(この記事です)
「日本一の広報紙」全員がアイデアマン 紙面リニューアルで閲覧数3倍に
資生堂・コクヨ・サイボウズが語る「オウンドメディアの進化形」
「PESOモデル」から考えよう 広報主導のオウンドメディア
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する