日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

オフィスイノベーション

92体のロボットが社員と同じ空間に!ベンチャーのユニークオフィス例

ロボットスタート

2014年のPepper登場以来、注目を集めるコミュニケーションロボット。ロボットに関わるアプリケーション開発やコンサルティングを手がけるロボットスタートのオフィスには、計92体のロボットが同居している。

ロボットスタートでは自社で運営するウェブメディア「ロボスタ」を通じて、ロボット関連のニュースや情報を発信している。編集部は見てのとおり、ロボットと関連アイテムに囲まれている。大人数の会議などもここで行われる。

コミュニケーションロボットを中心に、ロボット関連のメディア運営、コンサルティングなどを手がけるロボットスタートが設立されたのは2014年12月のこと。それまでは渋谷のマンションの一室がオフィスだったが、業務の拡大にともない2016年10月に現在のオフィスに移転した。

コミュニケーションロボットとは、主に工場などで使われている産業用ロボットとは異なり、感情を持つロボットのこと。人に代わる接客や案内などの用途はもちろん、これからは医療や介護の現場でも活躍が期待されている。

ロボットスタートの主な事業は「ロボスタ」というロボット業界で働く人のための最先端情報を発信するウェブマガジンを中心とした、メディアの運営だ。このほか、ロボットメーカーはもちろん、一般企業がロボットをビジネスで活用するためのコンサルティング、ロボット用のアプリケーション開発なども手がけてきた。

「オフィスを現在の場所(目黒)に移すときは、社長の中橋(義博)と私の2人でテナント探しをしたのですが、すでにロボット関連の会社が多く集まっている秋葉原の反対側の立地であることと、何といってもこの部屋は窓が大きくて明るい日差しが燦々と差し込んでいて、展示するロボットがきれいに見える点が決め手になりました。2人とも気に入ったということですんなりと決めましたね」と北構武憲副社長は語る。

ちなみに創業メンバーである2人は、社名を検討する際もお互いに第一候補として持ち寄った案が「ロボットスタート」でまったく同じだったそうだ。

オフィス全体の広さは約55坪。ロボットを多数展示していながらも、スタッフはゆったりと業務にあたることができる環境だ。外部のスタッフも多く出入りする社内はフリーアドレス制となっており、作業内容や気分によって座る場所を選び、仕事を進めている ...

あと46%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

オフィスイノベーション の記事一覧

92体のロボットが社員と同じ空間に!ベンチャーのユニークオフィス例(この記事です)
社員の意識変革までも見据えた ビューティーエクスペリエンスのオフィス一新
日本KFCが横浜へオフィス移転、市と連携で食育イベントも定期開催
自社技術を活用したYKKのオフィス 国内外に経営理念を発信
コワーキングスペースを設置 「情報の交差点」を意識したヤフーの新オフィス
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する