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地域メディアの現場から

リスナーに喜んでもらいたい! 地元ファンに支持される福岡の長寿ラジオ番組

FM福岡『MORNING JAM』

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    FM福岡 『MORNING JAM』
    放送時間 毎週月~金 7:30~12:30(金のみ10:55まで)
    放送開始 1992年
    放送エリア 福岡県内を中心とした北部九州エリア
    出演者 中島浩二、こはまもとこ(月・木)、今村敦子(火・金)、上野奈生(水)
    制作体制 ディレクター、ミキサー、ADなどの現場の制作陣はすべて社外スタッフ。プロデューサーのみFM福岡の社員。番組のミーティングは、翌日の内容の確認から新規企画のアイデア出しに至るまで、ほぼすべて、毎日の番組終了後に行っている。
    スタッフ人数 7人(プロデューサ1人、ディレクタ一1人、ミキサー3人、AD2人)

    人気のレギュラー企画

    問題です!
    9時にクイズを出題。10時前に答え合わせをする

    リスナーの主張
    リスナーからのメッセージ紹介するコーナー

    おもろい家族
    家族にまつわる爆笑投稿を紹介。一番人気の企画

    うどん祭り
    福岡のうどんチェーン・ウエストとのコラボ企画

    リスナー大感謝ウィーク
    半期に一度開催。豪華プレゼントを大放出する企画

FM福岡で1992年から続くラジオ番組『MORNING JAM(モーニングジャム)』。平日の朝7時半から昼まで放送され、多くの熱心なファンを抱える人気番組だ。聴取者(リスナー)は10代から60代までと幅広いが、圧倒的に多いのは30代から50代の男性。通勤の車の中や、職場で仕事をしながら聴取している人が多い。2年前から福岡県内のイオンモールで公開生放送を行うようになり、ファンはさらに広がっている。

福岡市中央区の天神中央公園で2016年10月に開かれた「第9回ふくおか町村フェア」で公開生放送を行う。

絶妙な掛け合いにファンがつく

「番組の基本構成はこの20年間ほとんど変わっていません」と話すのは、ディレクターの新田太郎氏だ。7時30分から9時まではニュース・芸能・スポーツ情報などを提供する。9時の時報直後のコーナー「問題です!」では、超難問のクイズを出題、10時直前に答えを発表。その後、リスナーからの投稿を紹介する「リスナーの主張」「おもろい家族」「おもろい家族パート2」と続く。

「番組中に面白いことがあるとどんどん内容を変更していきます。そこが少数精鋭で番組をつくるラジオの面白いところです」(新田氏)。

「リスナーを飽きさせないように、慌ただしく番組を進行しています」と話すのは、プロデューサーの奈良原聖氏だ。トーク中心の番組の中、20曲ほど楽曲をかけるほか、CMも、他番組のスタッフから、「よく放送事故が起きないね」と驚かれるほど詰め込んでいる。一般的に、ひとつのタイマーを使って進行するのが普通だが、モーニングジャムは1秒も無駄にしないよう、2台のタイマーを駆使しているという ...

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