ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。
名古屋テレビ(メ~テレ)『UP!』 | |
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放送時間 | 毎週月~金 16:48~18:56(月曜のみ19:00まで) |
放送開始 | 2005年4月 |
放送エリア | 東海3県(愛知・岐阜・三重) |
出演者 | 星恭博、鈴木しおり、石神愛子、倉橋友和(いずれもメ~テレアナウンサー)、山田修作(気象予報士) |
スタッフ数 | プロデューサ一1人、チーフディレクター4人ほか約50人 |
人気のコーナー
あなたのなるほどUP!
街に出て身近な関心事や今気になることを取材。
あなたの幸せUP!
"あなたの幸せがUP!するポイント"を毎日聞く。
ゲキ迫
凶悪事件から身近なトラブルまで実情や裏側に迫る。
星恭博の放浪めし
"うまいめし"を求めて街で様々な人と風景に出会う。
もっと!地元応援団"3人姉妹"
女性アナウンサーの3人が地域の魅力を掘り起こす。
2017年4月に、従来のシニア層向けを見直し、サブターゲットを35歳~49歳の女性や子育て世代、さらにはその子どもたちである中高生にも広げられるように番組構成を改編した『UP!(アップ)』。4人のアナウンサーが東海地方の注目の話題や地元に密着した生活情報を分かりやすく紹介する夕方のニュース・情報番組だ。
東海3県(愛知・岐阜・三重)の主にシニア層を中心に同時間帯でトップの視聴率を獲得するなど好調を維持してきた。当初はVTR中心の構成だったが、テレビ界全体の"生番組シフト"が進み、番組の構造改革も必要だった。
そこで番組内容を改編。パーソナリティーの星恭博アナウンサーを中心に出演者がその日の出来事や気象などの話題について話し合う演出にし、放送時間を16時48分からに繰り上げた。17時台は主にニュースを、18時台は特集中心に扱う。凶悪事件から身近なトラブルまでニュース以外で伝えたい内容をVTRで構成し、最後はスタジオの出演者全員で振り返りを行う。
「自分ごと」にできる番組づくり
ターゲット層を広げるため、『UP!』では番組内容の統一感に重きを置いた。従来はニュース部分と特集部分で分かれて番組制作を行うことが多かったが、番組の最初から最後までの流れを見直したという。「"点"ではなく"面"で楽しんでいただけるように工夫しました」と話すのは4月から総合演出を手がける板家宏知氏。「一部のコーナーだけでなく、一貫して『UP!』のファンになってもらう」というゴールを掲げ、番組全体のコンセプトを「家族」に設定。自分の家族の会話がスタジオで展開されているように感じられる演出にした ...