
『人生がときめく片づけの魔法』の米国版。現在は25カ国以上で販売されているという。
このたび、新刊を上梓した。早いもので、2009年に刊行した『戦略PR』(アスキー新書)から8年。その間の環境変化を鑑みて、今回の『戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則』(ディスカヴァー・トゥエンティワン発行)では、戦略PRの「3つの要素」を「6つの法則」に進化させた。また、日本発で「世界を動かす」という視点も盛り込んだ。今回のコラムでは、新刊から「世界を動かした」事例を紹介しよう。
米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」の2015年版に2人の日本人が選出された。ひとりは小説家の村上春樹氏。そしてもう1人は、片づけコンサルタントの「こんまり」こと近藤麻理恵氏だ。彼女の著書『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)は、世界で大ベストセラーになった。25カ国以上でシリーズ合わせて累計約700万部も売れている。
まさに、日本発で「世界を動かした」成功例だ。なぜここまで売れたのか。『片づけの魔法』の成功を、単に「書籍の成功」と見てはいけない。その本質は、「片づけの行動変容」だ。これを、PRのフレームワークで解説していこう ...
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