2001年の広報会議で、何が語られていたのか?16年前の座談会を特別公開
月刊『宣伝会議』2001年10月号に掲載した、第1回の「広報会議」復刻版をお届けします。「企業の組織再編が進むなか、広報セクションの役割が経営の根幹に近づいています。これに伴い、広報担当者の業務は拡大・深化。業界の動向・各社の取り組みなど、日ごろ広報の業務に携わる読者の方々からも、多数のお問い合わせが編集部に寄せられるようになりました」──。
通巻100号記念企画「広報の仕事に必要なこと」
広報というと、メディアに接する華やかな仕事などと思われがち。ところが長く現場を知るベテランは、酸いも甘いも知っている。それでもやっぱり、この仕事を続けてきたのは理由がある。
カプコン
秘書・広報IR部 部長
田中良輔
「ゲームは社会の何に役立っているのか?」との一般社会からの声に、ゲームの社会的価値をいかに伝えるかが2013年のプロジェクト発足の契機でした。広報部門が中核・窓口となり、「コンテンツが人を惹きつける力を利用した、経済・文化・治安向上・選挙啓発の振興支援」を目的として公的機関に能動的な提案を行いました。最初は懐疑的な相手方も、若者を中心とした想定以上の集客に満足する結果となっています。また、ゲームの社会的活用方法が認知され、事業部やリクルート支援にもつながることから、社内外で本プロジェクトが評価されることになりました。
日本マクドナルド
コミュニケーション本部 PR部
上席部長
玉川岳郎
Pokémon Goが日本でサービス開始になったその日、都内の一部店舗をマスコミ各社の取材先としてご案内しました。皆が初めてのことということで、何をどのように取材したらよいのか困っていた様子でした。ポケストップやジムになった店舗を目的別に取材できるよう皆さまにお知らせした結果、大変多くの報道で店舗を取り上げていただくこととなりました。また、広報の部員が簡単な説明ができるように …