ブランドのリユース品を扱うコメ兵は、関西旗艦店「KOMEHYO梅田店」のオープンに際し、PRをメインとしたプロモーションを展開した。地元メディアへの緻密な情報提供が奏功し、テレビの密着取材を誘致するなどの成果をあげた。

KOMEHYO梅田店は3フロア。約7000点を揃える。
「KOMEHYO梅田店」(大阪市北区)は2月16日にオープンした。店内にはバッグや衣料品、宝飾品など約7000点を揃え、買取スペースも設けている。大型旗艦店は名古屋本店と東京の新宿店に続いて3店目。西日本では最大の店舗となる。名古屋を本拠地に全国展開するコメ兵にとって、関東や関西での認知拡大は重要課題だ。
「品質の良い商品が豊富でお安く購入できることが当社の強み。いいモノを見極め値段にシビアな関西の消費者には受け入れられるはず」と話すのは、営業企画部の長谷川奈々氏。同社は店舗拡大に合わせて、消費者にメリットをもたらす「リユース文化」の啓発に注力してきた。そこで梅田店を関西でのリユース文化の発信拠点ととらえ、メディアリレーションズを通して同社の考え方を伝えていく方針をとった。
PR会社と密に連携
PR戦略の立案にあたっては、波及力のあるテレビをメインターゲットに据え、「絵」になるシーンの検討から着手した。PRを担当したプラチナムのスタッフは昨年秋に名古屋の本社を訪問し、オークションや熟練バイヤーによる査定などの現場を見学したという。「PRのスタッフとは密に連絡を取り、伝えたい要素や持っている情報をなるべく共有するよう努めました」と長谷川氏。
オークションなどの絵になる要素を見せつつ、買取りから販売までの仕組みやスタッフの姿勢を通して、中古買取販売店に持たれがちなネガティブなイメージを払拭するためのストーリーを組み立てた。こうした情報を持ってメディアキャラバンを進めたことで、読売テレビの情報番組では開店に向けた準備から当日までの取り組みが紹介された。
オープン前日の2月15日には、石原卓児社長が登壇しプレス発表会を開催。テレビのニュースや情報番組のほか、全国紙やネットニュースに掲載された。オープン後4日間は、総額100万円相当のバッグや宝飾品が当たる「ガチャガチャ」を設置したほか、リメイクしたパールネックレスを来場者300人に無料配布するなど話題を提供した。
取材協力:株式会社コメ兵

会見するコメ兵の石原卓児社長(左)と中桐充雄店長。
コメ兵 KOMEHYO梅田店 プレス発表会 |
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開催日 | 2月15日(水) |
会場 | KOMEHYO梅田店 |
PR会社 | プラチナム(担当責任者/関口大介) |
イベント会社 | 新東通信 |
PR費用 | 非公開 |
出席者 | 石原卓児(コメ兵 代表取締役社長) |
来場メディア数 | 合計10媒体 |
掲載・放映メディアの属性 | テレビ:ニュース3番組・情報2番組 新聞:全国紙3紙・スポーツ紙1紙・地方紙3紙 インターネットメディア:15媒体 |