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地域メディアの現場から

世界も地域も地元目線で見つめ、生活に役立つ情報を届ける

RKB毎日放送「今日感テレビ」

ローカルで人気のテレビ番組や地元情報をきめ細かく伝える新聞・雑誌の編集方針や人気の秘密、つくり手の考え方を紹介します。

    RKB毎日放送『今日感テレビ』
    放映時間 毎週月~金曜 13:55~15:50
    放映開始 2003年6月
    放映エリア 福岡・佐賀両県全域と隣接県の一部
    出演者 田畑竜介、池尻和佳子(MC、ともにRKBアナウンサー)
    制作体制 曜日編集長(3人)を置き、企画や構成を管理。社員ディレクターのほか、RKBミューズが制作協力
    スタッフ数 デスク4人、ディレクター30人、AD7人

    人気のレギュラー企画

    「田畑のゴゴイチ」MC田畑がその日気になる話題を福岡目線で取材

    「佐藤の突撃GENBA」入社2年目アナウンサーが身近な問題の現場を取材

    「磯田久美子のおじゃまち」福岡で働く人に代わって里帰りし、懐かしの味を堪能したり、両親にビデオメッセージを届ける

    「100年企業」創業100年以上の企業を訪ね、荒波を生き抜いた秘訣を聞く

    「鬼スポ」女性目線でホークス情報を中心に伝えるスポーツコーナー

RKB毎日放送(福岡市)は、TBS系列のテレビ局。『今日感テレビ』は午後から夕方にかけて放送される報道・情報番組で、時間は月曜日から金曜日までの13時55分~15時50分。主な視聴者層は、いわゆるF2層(35歳~49歳女性)、F3層(50歳以上の女性)と、M3層(50歳以上の男性)、中でも定年退職後の男性だ。

プロデューサーの鶴田直久氏は、「難しいニュースや専門的なスポーツの解説は好まれない」と、ターゲット層の特性について分析する。番組制作にあたって重視しているのは「"定時性"と"地元目線"」だ。

定時性とは、月曜日から金曜日まで、大まかな流れを揃えること。約2時間の放送時間のうち、前半はその日に放送すべきこと、いま話題になっていること。後半は気楽に楽しめるようなバラエティ企画、そして最後に天気予報、といった構成だ。これにより視聴者は安心して番組を観ることができ、"毎日観る"ことにつながると考えている。

ニュースに地域の視点を

『今日感テレビ』は福岡に根ざした情報番組であり、全国ネットの番組や一般的なニュース番組とは異なる。それが番組の個性であり、制作の際の切り口になっている。

例えば米国のトランプ新大統領が打ち出す新たな施策を紹介するようなケースでは、地元福岡にどのような影響があるか、といった目線で内容を構成する。世界情勢への影響や政策の是非を問うような内容は他の番組やメディアに任せるというスタンスだ。

バラエティ企画については、長年にわたる放送によって生まれた名物レポーターがいるため …

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