グレーゾーンを解決!報道記事の二次利用、著作権は大丈夫?Q&A
本誌調査によると95.2%の企業が実施していると回答した記事クリッピング。自社で作業する際も、外注する際も、判断に迷うケースが多いのではないでしょうか。編集部に寄せられた疑問について、報道記事の著作権に詳しい専門家が解説します。
著作権と記事の二次利用
報道機関によって、企業による記事の二次利用のルールや申請フローは異なる。判断に迷った際は、各社の知的財産・著作権管理窓口に確認しておきたい。よくある問い合わせ、注意点や最近の傾向など各社のアドバイスも参考にしてみよう。
多くのビジネスパーソンが毎朝チェックしている新聞。その信頼度から資料として活用したいというニーズも多い。
記事 | 朝日新聞社 デジタル本部 コンテンツ事業部 知財事業チーム (1)http://www.asahi.com/shimbun/chizai/kiji.html Tel 03-5541-8939 (営業時間は平日10:00~17:30) Fax 03-5541-8140 Mail kiji@asahi.com |
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写真 | 朝日新聞フォトアーカイブ(コンテンツ事業部内) (2)http://photoarchives.asahi.com/ Tel 03-5541-8138 (営業時間は平日10:00~21:00) Fax 03-5541-8139 Mail shashin@asahi.com |
記事 | 記事利用サイト(1)から利用条件などを確認し、申込書をダウンロード。必要事項、利用希望記事を添えて、メールやファクスなどで送付。著作権や利用内容など確認のうえ、許諾の有無、利用可能な場合は使用料や、その他の利用条件などが連絡される。 |
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写真 | フォトアーカイブの写真外販サイト(2)の「法人向けサービス」からID登録(無料)が必要。登録後、ログインすると、約270万枚の写真の検索、注文が可能になる。写真はデータの形で提供されるので、営業時間であれば注文後すぐに提供される。検索サービス、動画の販売も実施している。 |
写真利用の場合、著作権の確認は当社でいたしますが、肖像権などの処理は行っていません。著作権以外の権利処理は依頼者側にお願いすることになります。
読売新聞社 知的財産担当
(1)http://www.yomiuri.co.jp/
Tel 03-6739-6961
(土・日曜、祝祭日、年末年始を除く9:30~17:30)
Fax 03-3216-8980
Mail t-chizai06@yomiuri.com
読売ニュース写真センター(掲載写真の販売)
Tel 03-3217-3471
(日曜、祝祭日、年末年始を除く10:00~18:00)
Fax 03-3217-3472
Mail photodb@yomiuri.com
新聞社に著作権が帰属しない寄稿記事や提供写真などの外部著作物について、新聞社の許可があれば利用できると誤解されている場合があります。外部著作物については、著作権を持つ寄稿者の方などに、二次利用を希望される方が直接、許諾を得ていただく必要があります。
デジタルメディア局データベースセンター
(1)毎日フォトバンク
https://photobank.mainichi.co.jp/
Mail photobank@mainichi.co.jp
申請された内容を審査し、利用の可否と料金などの条件が伝えられる。
撮影した取材者(カメラマン)が、関係者に内々に贈呈したり、個人の鑑賞用に販売したプリントが後に他メディアに提供され、掲載されてしまったりすることがあります。写真を贈呈・販売しても、二次利用の権利まで譲渡したわけではありません。
社史やヒットした製品の歴史を自社ウェブサイトなどで掲載する際に、世間一般の出来事やニュース、流行やファッションなどの世相と連動させ、年表化して伝える手法が増えてきたように感じます。
法務室 記事利用・リプリントサービス担当
(1)http://reprint.nikkei.co.jp/
Tel 03-5696-8531
Mail reprint@nikkei.co.jp
複製、転載などの記事利用のガイドラインはホームページ(1)に掲載。ウェブ、ファクス、郵送、メールなどで申請できる。
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