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地域活性のプロが指南

佐賀県・有田焼創業400年 名窯の器で佐賀の食を楽しむ

志岐宣幸(佐賀県有田焼創業400年事業推進グループリーダー)

創業400年事業の最終年となった2016年。山口祥義佐賀県知事が指揮をとり、特別企画展と連動したレストランを展開し、有田焼の価値を伝えた。

「USE(=使う)」をキーワードに有田焼を五感で体験できるレストラン「USEUM ARITA」。有田焼創業400年記念イヤーイベントとして展開し、期間中に1万5000人を動員した。

有田焼創業400年事業がスタートし、2年が経過した2015年の夏。事業の最終年となる2016年に向けての取り組みを議論するなか、山口祥義佐賀県知事から「県内外で有田焼に対する関心が高まっていて、2016年に佐賀・有田でどんな動きがあるのかとよく聞かれる。こうした声に応えられるよう、発信力のある事業を企画するように」という指示がありました。

これを受け、2016年後半は有田にある陶磁器専門の美術館、九州陶磁文化館を会場として、記念イヤーイベントに取り組むことになりました。その核となったのが「USEUM ARITA(ユージアム アリタ)」です。

人間国宝の器で「食べる」体験

九州陶磁文化館の館内では、2016年8月から9月末にかけて特別企画展「人間国宝と三右衛門」を開催し、歴史ある名窯の近代以降の歴代作品を選りすぐり展示しました。佐賀県が誇る人間国宝(重要無形文化財保持者)として、有田の井上萬二氏と十四代今泉今右衛門氏、武雄の中島宏氏、そして佐賀の三右衛門として、有田の今右衛門窯と柿右衛門窯、唐津の太郎右衛門窯による、我が国最高峰の焼き物の技と美を堪能していただくことが狙いです。

同時にエントランスでは、連動した特別企画として8月から11月末まで、人間国宝と三右衛門の器で食事を提供する期間限定のレストラン「USEUM ARITA」を開設しました。「USEUM」は、「USE(使う)」と「MUSEUM(美術館)」からなる造語です。器の代表的な使い方は「食べる」。これまで、佐賀を代表する名窯の器をガラス越しに鑑賞することはあっても …

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