第3四半期の決算発表を前に、サイレント期間に入った広子たち。新しい知識を習得するために、金融庁が2018年の施行を目指すフェア・ディスクロージャー・ルールについて聞きに来た。
広子・東堂:明けましておめでとうございます。
大森:おめでとう、今年もよろしく。
広子:当社も第3四半期決算が締まってサイレント期間に入りました。対外活動が少なくなるので、いろいろ勉強したり、他社のIR担当者と交流を深めたりしています。
サイレント期間
クワイエットピリオドやサイレントピリオドとも呼ばれる。決算情報の漏えいを防ぎ、公平性を確保するために、決算発表日前の一定期間は決算・業績見通しに関するコメントや問い合わせ対応を控えるという企業姿勢。
大森:先輩たちの知恵に触れられるし、交流はいいね。
東堂:その中でフェア・ディスクロージャー・ルール(以下、FDルール)という言葉を聞いたのですが、当社も対応が必要ですよね?
大森:そうだね。
広子:なんだかスチュワードシップ・コードを制定して …
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