年に1度の「自治体の通信簿」発表 2016年は石川県・金沢市が上昇
10月19日、ブランド総合研究所による「地域ブランド調査」2016年版の結果が公表された。全国1000の市町村について77項目を調べ、中でも「魅力度ランキング」は毎年注目を集めている。「自治体の通信簿」とも呼ばれる本調査をもとに、地域ブランディングのヒントを探る。
なぜ地方創生に「広報力」が必要なのか?
地域の魅力を高め、差別化する手段のひとつにITテクノロジーの活用がある。特にIT分野への意識が高い首長が率いる自治体では、実験的な導入が進みつつある。ドローンの活用可能性や官民連携のプラットフォーム構築など、新たな動きをレポートする。
埼玉県の北西部に位置する人口8500人の横瀬町では9月30日、官民連携プラットフォーム「よこらぼ」のキックオフイベントが開催され、Dropbox Japan、スペースマーケット、ガイアックスといった民間企業が横瀬町の住民約150人に対してプレゼンテーションを行った。
「よこらぼ」とは、横瀬町で行政と住民、プロジェクト提案者がコラボレーションし、新たなプロジェクトを創造していくラボ(研究所)のこと。町外の企業や個人から横瀬町の活性化・持続的発展を目指した事業を募集する。町側は提案されたプロジェクトを実証実験する上で支障となる、法的課題の解決や実証フィールドの提供などに取り組む。行政権限を活かした特区の申請や条例の制定、学校などの公的領域への協力要請、町民団結力の活用などを支援する予定だ。内閣府の地方創生加速化交付金交付事業の対象事業で …