ネット印刷サービスをはじめとした、シェアリングエコノミー事業を手がけるラクスル。12メートルもの吹き抜けの天井が印象的なオフィスは、まさに空中庭園だ。事業の成長とともに、ロケ活用や取材のオファーも増えている。
クリエイティビティと心地よさが同居する執務空間

天井高が12メートルもある執務エリア。「空中庭園」というコンセプトを体現するように、本物の木が植えられている。2階からは緑が多く見える。
ラクスルが現在のオフィスに移転したのは、2015年11月。旧オフィスを構えていた虎ノ門のビルが再開発区域に含まれており、事業規模の拡大に伴い人員が増えたことから移転を決めた。
同年春から移転プロジェクトが進められた際、松本恭攝(やすかね)社長が何よりもこだわったのが「天井の高さ」だった。シリコンバレーにある先進的な企業のオフィスをイメージしていたといい、この場所はまさに「即決」だったそうだ。「実はここは元々、オフィスではなく住宅展示場でした。だから天井が12メートルと高いんです」と語るのは広報担当の忽那幸希氏だ。

1 執務エリアの一部は本物のレンガを用いた壁となっており、重厚な雰囲気を醸し出す

2 壁にずらりと並べられた社員の名刺のそばには …
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