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社会に広がるPRの力

ユニバーサルデザイン先進国へ 共感を生む「広報」の力は不可欠に

ミライロ 広報部長 岸田奈美

教育機関や非営利団体、医療法人など広報のフィールドは広がっています。社会を動かし、新たな価値を生み出してきたPRパーソンの活躍に迫ります。

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ユニバーサルマナー検定2級の実技研修の一場面。高齢者体験キットを着用した受検者に説明を行う、岸田さん(右)。高齢者や障害者への対応マナーの普及・啓発からPR業務全般を担う広報部長として、同社の成長を支える。


ミライロ 広報部長 岸田奈美さん

障害の有無や性別、年齢、国籍にかかわらず、誰もが利用しやすいデザインは「ユニバーサルデザイン」と総称される。そのコンサルティングを手がけるミライロ(大阪市)は、2010年に学生が設立したベンチャー企業だ。これまでユニバーサル・スタジオ・ジャパンの施設改善提案や、ザ・リッツ・カールトン大阪の接客応対研修、近年では日本財団パラリンピックサポートセンター(東京・港)のオフィス設計の助言など多くの実績を持つ。

そんな同社で、2013年から広報部長を務めているのが岸田奈美さんだ。トップをはじめ社内の誰もが認める「最もミライロを愛している社員」として、創業期のベンチャーで広報の力を体感してきた。そして岸田さんが一貫してこれまで訴え続けてきたのは、「ユニバーサルデザインは福祉という枠組みを越え、次代のビジネスになる」という点である。

「障害」を「価値」にする戦略

ミライロの企業理念は「バリアバリュー」。障害というバリアを、社会やビジネスの価値(バリュー)に変えていくという独自の視点だ。垣内俊哉社長をはじめ社員の約3割は何らかの障害があり、当事者の視点を活かした提案を強みとしている。高齢化が進む日本だが …

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