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担当者が語るIRの現場

広報担当が統合報告を統括 中外製薬が語るIRの現場とは

中外製薬

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

2015年版のアニュアルレポート。企業広告シリーズ「ナノ彫刻」のサーファーが冊子のどこかに隠れている。

中外製薬は1925年に創業し、2015年に90周年を迎えました。2002年にスイスの大手医薬品メーカーであるロシュとの戦略的アライアンスを開始した後も、自主独立経営により革新性の高い独自技術や創薬への集中投資を行い、ロシュとWin-Winの関係を構築しています。

こうした当社独自の強みなど、「非財務情報」を幅広く多様なステークホルダーに伝えることが重要と考え、2012年版のアニュアルレポートより統合報告を開始しました。同年と2013年版が「日経アニュアルリポートアウォード」の準グランプリ、2014年版でグランプリを受賞するなど、高い評価をいただいています。

統合報告ではIR戦略としてだけでなく、企業ブランディングとして統一したメッセージを発信することが重要と考えており、当社では、PRを担う広報の担当者が統合報告を統括しています。社内の「トップ製薬企業推進プロジェクト」で可視化・社内共有された「96の強み事例集」をもとに、企業ブランディングを主眼とする対外広報戦略で集約した「7つの強み」を取り込みました。

3月24日に発行した2015年版では、さらなる進化を目指し、全体構成を抜本的に見直しました。豊富な情報掲載により全体のボリュームが膨らんだ2014年版の反省から、投資家にとっての重要度で情報を絞り込み …

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