2012年から調査リリースに力を入れ、ニュースサイトやテレビ番組で多数取り上げられているウエディングパーク。一連のコンテンツは、四半期に一度の会議から生まれています。
サイバーエージェントの100%子会社で、結婚式場の口コミ情報サイトを運営するウエディングパーク。2012年から恋愛や結婚にまつわる実態を調査する、「大人女子」のトレンド研究所「ガールズスタイルLABO」を運営しており、サイトの会員をモニターとした意識調査のリリースはその活動の一環となる。毎月1~2本のペースで発信し、その本数は4年間で累計約60本に上る。
広報活動を担う経営本部コーポレートコミュニケーション室は2人の専任広報のほか、メディア制作とPRを兼任する数人のディレクターからなる。2014年にサービス開始から10周年を迎えるのに先駆け、2012年から体制強化を図ってきた。「ウエディングパークという名前から、結婚式場を運営していると勘違いされていることも多い。もっと広報活動に力を入れ、存在感を高めていこうという狙いがありました」とコーポレートコミュニケーション室長の瀬川由絵氏は話す。
この1年のヒットの例としては、「逆チョコされたい芸能人ランキング」という変化球を加えた「20代~30代女性のバレンタインに関する実態調査」(2016年1月19日)のほか、男性の「モテ体型」を検証した「パートナーの体型に関する実態調査」(2015年10月16日/11月2日)、大物芸能人の結婚ラッシュという世相を反映した「いい夫婦の条件に関する調査」(同11月9日)などがある。
奇抜さより「ハッピー」を強調
調査リリースのテーマは四半期に一度の会議で広報のメンバーがアイデアを出し合い、スケジュールや切り口を決めていく。(ポイント1・2)実はこの時点で、リリースのタイトルや調査のサマリーとして想定する内容をある程度決めている。内容決定後は構成案からタイトル、バナー作成や掲載まで、完全内製でスピーディーに実施。タイトルは何度もスタッフ間で見直し、なるべく短くシンプルに表現できるよう検討を重ねている。
今でこそメディアに頻繁に取り上げられるようになったが ...