「目利きを磨く。世界を変える。」というコーポレートミッションのもと、リユース業界に新風を吹き込むSOU。その新拠点は1500坪。ワンフロアの広々とした、スタイリッシュかつ安らぎも感じられる快適空間だ。元Jリーガーという異色の経歴を持つ嵜さき本もと晋輔社長が、自らその意図と想いを語ってくれた。
カフェエリアの奥にはライブラリースペースが。社長をはじめ各部の部長陣と専門家がセレクトした本はいつでも読むことができる。
ブランド買取専門店「なんぼや」を全国に35店舗展開するSOU。毎月約2万~73万のブランド品を消費者から買い取り、BtoBで販売するリユース事業を中心に展開している。オフィスは2015年12月、渋谷・道玄坂から現在の港南(港区)に移転した。「SOUで働く社員は20代~30代前半の若手が多く、やはりどこか“渋谷は遊ぶ場所”という感覚がありました。ビジネス意識を高める目的もあって、移転先は当初、丸の内近辺で探していたんです」と嵜本晋輔社長は説明する。
ワンフロアのスペースを広々と使える理想的な物件が港区港南に見つかった。このエリアは古くからある企業はもちろんのこと、品川駅前の再開発により、勢いのある新興企業が次々と進出している。大阪にある拠点とのアクセスも良いことから、すぐに移転を決めた。オフィスデザインは「洗練されていて飽きがこない」というコンセプトのもと設計されており、「業界全体のイメージをよくしたい」「社員の仕事に対するモチベーションを向上させたい」という想いも込められている。
社長がこだわったのは、ライブラリーを備えたカフェエリアだ。社長と各部の部長陣が専門家とともに本をセレクト。「目を養う」「ビジネスの『い・ろ・は』」など本棚ごとにテーマを設け、社員に「目利き力」を磨く場を提供している。「社員にはリユース業界の“井の中の蛙”にはなってほしくないんです。このカフェエリアを有効活用することで ...