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IRの学校

他人事ではいられない?コーポレートガバナンス・コードの対応状況

まぐまぐ 大森慎一

広子は堅調な会社業績にも支えられ、IR担当者として順調に成長している。今日はコーポレートガバナンス・コードのうち、「取締役会の実効性に関する評価」の勉強会だが、広子は「ジャスダック企業には他人事」と安心して参加している様子……。

    取締役会の実効性に関する評価

  • CGCの補充原則4-11(3)。CGCでは、「取締役会は、役割・責務を適切に果たすべき」という基本原則の下、「取締役会は、取締役会全体としての実効性に関する分析・評価を行い、その結果を開示すべきである」とされている。

広子▶ こんにちは。今日のニュース、見ましたか?すごいですよね、「社長の解任を迫ったとされる会長が逆に引退する」って!

大森▶ そうだね、いろいろな評価の仕方があるけど、社長や会長などの権力者が提示した役員人事が取締役会で否決されるような事例は初めてだろうね。社外取締役を中心とするガバナンスが発揮されたとも、株主の意向はやはり強かったとも言えるよね。どう思った?

広子▶ 以前の会長と社長の経営権を争ったプロキシファイトは、実の親子だったこともありワイドショー的に扱われていましたけど、今回はそれとは違う扱いでしたね。前回のケースでは、PR担当がスキャンダラスに扱われないよう苦労した感がありますが、今回は変化しつつあるコーポレートガバナンスといったテーマで話題になっているような……。

    プロキシファイト

  • 委任状争奪戦。株主総会において議決権行使にかかる他の株主の委任状を集め …

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