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担当者が語るIRの現場

役員がスピーカーとなり直接的な対話の場を設ける パルコのIR

パルコ

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

2014年11月の福岡パルコ新館オープンに合わせて、行ったアナリストとのミーティング。

パルコは1969年、「アフター5の女性の消費」を提案した池袋パルコの開店から始まり、73年に開店した渋谷パルコの「ファッションと文化の館」というスローガンを原点としています。2019年には渋谷パルコを生まれ変わらせる計画を進めており、いまは新しいパルコの形を示すことで、ステップアップするステージに立っています。

小売業セクターで百貨店と同じ業態に見られがちですが、実際に商品を売るのはテナント。次世代を担うクリエイターを育成し、先端のファッションやアートなどを紹介、街の魅力を向上させる、というような社会的な活動を通じて新しいライフスタイルのストーリーを紡ぎだし、テナントと一体となってその実現に不可欠なモノ・コトを提供することが事業特性です。

IR活動では、常務執行役がスピーカーとなり機関投資家やアナリストとのOne on Oneミーティングを行っており、質の高いエンゲージメントの場となっています。ラージミーティング、スモールミーティングは基本的に取締役兼代表執行役社長がスピーカーとなり、数字には表れない情報や将来展望などについて対話を行っています。2015年度は新たな試みとして社外取締役とアナリストの方とのミーティングを実施しました。

また、パルコの新しい取り組みや試みの具現化をご覧いただく好機として ...

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