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人気メディアの現場から

「オッサン」は最上級の呼称 夢とリアルを届ける『OCEANS』

OCEANS

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

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    ライトハウスメディア『OCEANS』

    【基本情報】
    発行部数 約10万部発行
    発売日 毎月24日発売
    創刊 2006年創刊

    年間の定番企画

    (1)オッサン世代のリアルスナップ企画「街角父ラッチ」(7月売り・12月売り)

    (2)デニム特集(年2回、春・秋)

    (3)ハワイ・カリフォルニア特集

    最近のヒット企画

    (1)夢あるオッサンの欲しいモノカタログ「WHOLE OCEANS CATALOG」

    (2)OCEANSオリジナル 別注モノ通販企画「OCEANS コラボマーケット」

    (3)オッサンが手に入れた楽しい我が家、実例集「Re:home」

    編集体制

    編集部は、編集長のほか14人(アシスタント3人含む)。連載は担当制、そのほかは企画により異なる。

近年、売上低迷で苦戦を強いられる出版業界の中で、堅調に販売部数を伸ばす男性誌が『OCEANS』だ。その立役者ともいえるのが、2008年2月に編集長に就任した太田祐二氏。太田氏は、『LEON』(主婦と生活社)を経て、同誌の編集者だった2人とともに移籍し『OCEANS』を創刊。2006年2月に刊行した創刊号の広告収入が約3億円を記録するなど話題を呼んだ。しかしその2年後にリーマン・ショックが発生し、広告収入が激減、販売部数も落ち込む。そんな苦境に立たされる形となり、太田氏は正直「まいったな…」と思ったという。

「当時はいつ休刊になってもおかしくないほど厳しい状態。そこで、従来のファミリー色を前面に打ち出すことを抑え、アラフォー男性向けのカジュアル服を中心としたライフスタイル路線に舵を切ったんです。根本を変えるのでなく、『男として父として生きる男性向け』という基本のコンセプトは変えずに『伝えるカタチを変える』ようなイメージでした」。

2010年2月号からは、街頭スナップ企画「街角父(パパ)ラッチ」がスタート。発売から1週間でほぼ完売になるなど、爆発的な売上を記録した。「発売時期の12月はシーズンの狭間で広告も落ち込むし、借りられる服も少ない。さらにその当時、お金をかけずにつくれという難題もあり …

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